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Top Menue 血圧と脳卒中x9 脳出血の薬

降圧薬

脳出血の最大の危険要因は、「高血圧」です。高血圧が続くと脳の血管が弱くなり破れやすくなります。血圧を適切にコントロールすることが、予防面で非常に重要なわけです。複数の臨床試験を集計したある研究によると、降圧薬で血圧を下げてやると、そうしなかった場合に比べ、脳卒中が38%少なくなると結論づけています(一次予防)。また、脳卒中を起こしたことのある人の再発予防効果も、最近の大規模試験で明らかにされています。降圧薬の種類を増やし、より厳格に血圧をコントロールすると、増やさなかった人に比べ、脳卒中の再発が28%減ることが示されました(二次予防)。[参:高血圧の薬]

脳循環代謝改善薬
サアミオンルシドリールセロクラールアデホスケタス

”めまい”や意欲低下など脳出血後の諸症状の改善に用いることがあります。ただし、98年の再審査により、その適応はきびしく見直されています。サアミオンでは、”脳出血後”の文言が削除され、正式には適応しません。効果がないときは漫然と続けないようにします。


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<メモ>
  • 脳卒中には、「脳出血」、「脳梗塞」、「クモ膜下出血」などがあります。このうち、脳内の血管が破裂して出血するのが脳出血、脳血管がつまりその先の脳が壊死してしまうのが脳梗塞(次項)です。程度はまちまちですが、いろいろな障害を残し不自由を強いられることがあります。

  • 脳出血の急性期と慢性期の治療は異なります。脳出血を起こしたばかりで、頭蓋内圧が上昇しているときは、グリセオールなどの点滴で頭蓋内圧を下げます。出血がひどいときは、外科的な手術が必要なこともあります。急性期では、血圧の下げすぎはよくありません。ゆっくりと、ゆるめに血圧を下げていくようにします。

  • 脳卒中後は、血圧の管理とともに、リハビリをきちんと行うことが大切です。最近は、リハビリもいろいろと工夫され、よい効果をあげています。脳循環代謝改善薬は、補助的なものにすぎません。

    
    

 
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