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Top Menue カゼ・インフルエンザx7 子供のカゼ薬-1

抗生物質(内用)

ビクシリンサワシリンパセトシンユナシンオーグメンチンクラバモックスフロモックスケフラールセフゾンバナンメイアクトファロムオラペネムエリスロシンクラリスクラリシッドジスロマックオゼックスなど

細菌を殺菌するお薬です。本来、これらの抗生物質はカゼの「ウイルス」には無効です(細菌とウイルスは別もの)。ただし子供は、細菌による二次感染、たとえば扁桃炎や気管支炎、肺炎、中耳炎などを併発しやすいものです。このような細菌感染症に対して抗生物質を用います。

一般的には、ペニシリン系のビクシリンやサワシリン、オーグメンチン、セフェム系のフロモックスやメイアクトなどが汎用されます。マクロライド系のエリスロシンやクラリスは、子供に多いマイコプラズ肺炎に有効です。マクロライド系がよく効かない場合は、テトラサイクリン系のミノマイシンやニューキノロン系のオゼックスも使用されます。細菌が死滅すると、間接的に炎症や痛みがとれ熱も下がってきます。

最近、小児感染症に特化した製品も開発されています。たとえば、ペニシリン系のクラバモックスドライシロップ、カルバペネム系のオラペネム細粒、ニューキノロン系のオゼックス細粒などです。従来の抗生物質が効きにくい難治性の肺炎や中耳炎に対しても一定の効果が期待できるものです。なお、オゼックスは天然由来の抗生物質ではなく、正確には抗菌薬のカテゴリーに入ります(広義の抗菌薬には抗生物質が含まれます)

抗生物質(坐薬)
エポセリン

抗生物質の坐薬は一般的ではありません。飲み薬に比べアレルギー反応が強くでやすいのです。飲み薬が飲めないときや吐いてしまうときに用います。エポセリンは他の抗生物質が効かない細菌に有効な場合があります。今までに薬による発疹などアレルギー症状を経験されている場合は、必ず医師に報告しておきましょう(問診されるはずです)。


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<メモ>
  • 子供や赤ちゃんには、甘い味のドライシロップを用います。服用量は、症状や体重によって決められます。ふつう、1包を適量の水で溶いてから飲みます。大きい子供は、そのままでもかまいませんが、多めの水で飲ませてください。

  • 抗生物質の副作用で比較的多いのは、発疹などアレルギー症状、下痢などの胃腸症状です。とくに子供は、下痢がかなりの頻度で起こります。抗生物質の影響で、腸内細菌のバランスが乱れるためです。ただし、カゼが原因の下痢も多いですから、下痢イコール薬のせいというわけではありません。下痢の予防に乳酸菌の整腸剤を併用することがあります。

  • 小児科では、@抗生物質のドライシロップ + A咳止めなどの粉薬または水薬 + B熱さましの粉薬または坐薬の3点セットで処方されることが多いものです。咳止め薬と、解熱薬については、次項で触れます。

    
    

 
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