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製品例: メタクト
成分名: ピオグリタゾン・メトホルミン
【禁忌】
  1. 心不全の患者及び心不全の既往歴のある患者〔ピオグリタゾンでは、動物試験において循環血漿量の増加に伴う代償性の変化と考えられる心重量の増加がみられており、また、臨床的にも心不全を増悪あるいは発症したとの報告がある。〕

  2. 次に示す状態の患者〔乳酸アシドーシスを起こしやすい。〕

    (1)乳酸アシドーシスの既往
    (2)腎機能障害(軽度障害も含む)〔腎臓におけるメトホルミンの排泄が減少する。〕
    (3)透析患者(腹膜透析を含む)〔高い血中メトホルミン濃度が持続するおそれがある。〕
    (4)ショック、心不全、心筋梗塞、肺塞栓など心血管系、肺機能に高度の障害のある患者及びその他の低酸素血症を伴いやすい状態〔乳酸産生が増加する。〕
    (5)過度のアルコール摂取者〔肝臓における乳酸の代謝能が低下する。〕
    (6)脱水症、脱水状態が懸念される下痢、嘔吐等の胃腸障害のある患者
    (7)高齢者

  3. 肝機能障害〔肝臓における乳酸の代謝能が低下し、乳酸アシドーシスを起こしやすい。また、ピオグリタゾンは主に肝臓で代謝されるため、重篤な肝機能障害のある患者では蓄積するおそれがある。〕

  4. 重症ケトーシス、糖尿病性昏睡又は前昏睡、1型糖尿病の患者〔輸液、インスリンによる速やかな高血糖の是正が必須となる。〕

  5. 重症感染症、手術前後、重篤な外傷のある患者〔インスリン注射による血糖管理が望まれるので本剤の投与は適さない。また、乳酸アシドーシスを起こしやすい。〕

  6. 栄養不良状態、飢餓状態、衰弱状態、脳下垂体機能不全又は副腎機能不全の患者〔低血糖を起こすおそれがある。〕

  7. 本剤の各成分又はビグアナイド系薬剤に対し過敏症の既往歴のある患者

  8. 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人

<注意> 禁忌の判断は、医師の診察によります。ご心配な点は、医師とよくご相談ください。
代表的な製品例だけをあげています。成分名(一般名)に該当する後発品等も対象となります。
参考・引用:各社添付文書等。
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