女性ホルモン薬-2

▼卵胞・黄体ホルモン配合薬(ピル)
※ドオルトン、プラノバール、ソフィアA/C、ノアルテンD、ロ・リンデオール、新EP錠

「卵胞ホルモン」と「黄体ホルモン」の配合薬(ピル)です。女性ホルモンの不足やバランスのくずれで起こるいろいろな症状を改善します。生理不順、無月経、機能性子宮出血、月経困難症(生理痛)、月経前緊張症(PMS)、子宮内膜症、不妊症、さらに生理日の変更などにも用います。また、避妊薬として応用されるかもしれません(今は、別項の「低用量ピル」を用いるのが一般的)。症状や目的により、用法用量が異なりますから、決められたとおりに服用してください。


<メモ>
●女性ホルモンの薬は、その配合成分により、卵胞ホルモン薬(E)、黄体ホルモン薬(P)、卵胞ホルモンと黄体ホルモンの配合薬(EP)、卵胞ホルモン製剤と男性ホルモンの配合薬(EA)などに分かれます。症状や目的に合わせて使い分けるようにします。これらのうち使用頻度が多いのは、卵胞ホルモンと黄体ホルモンの配合薬(EP)です。いわゆる"ピル"と呼ばれるお薬です。用量の少ない「低用量ピル」は避妊薬として使われます(別項)。

●副作用で比較的多いのは、飲み始めの「吐き気、頭痛、乳房の張り、乳房痛、点状出血、不正出血」などです。これらはホルモン環境が一時的に変化するためです。たいてい、2~3カ月続けて体が慣れくれると軽快しますので、それほど心配いりません。出血は、飲み忘れでもよく起こりますから注意してください。そのほか、ごくまれですが、血栓性の病気を悪化させたり、その引き金になることがあります。ピルには血液を固まりやすくする性質があるためです。万一、次のような症状がみられたら、すぐに受診してください。「足(とくにふくらはぎ)の痛み・はれ・しびれ、突然の激しい頭痛、めまい、胸の痛み、突然の息切れ、急に視力が落ちる」

●病気のある人は、医師に報告しておきます。血栓圧、高血圧、心臓病、肝臓病、腎臓病などがあると、使用できないことがあります。

●できるだけタバコは控えましょう。タバコは血栓症の危険性を増やします。

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