頻尿・尿失禁-1
▼抗コリン薬
※ポラキス、バップフォー、デトルシトール、ベシケア、ウリトス、ステーブラ
副交感神経を抑え、膀胱の勝手な収縮をおさえます。また、膀胱の筋肉がゆるみ容量が大きくなるので、たくさん尿がためられるようになります。おもに、過活動膀胱にみられる尿意切迫感や頻尿、尿失禁などの治療に用います。
副作用でわりと多いのは、口の乾きです。尿が出にくくなったり、便秘を起こすこともあります。ひどいときは早めに医師に相談してください。そのほか、目のかすみ、めまい、眠気、頭痛などもみられます。車の運転など危険な作業には注意しましょう。なお、緑内障の人や腸に閉塞のある人、前立腺肥大症、重い心臓病の人など、この薬が飲めないことがあります。
▼膀胱平滑筋弛緩薬
※ブラダロン
膀胱の筋肉をゆるめ容量を大きくします。その結果、尿の回数が少なくてすみます。頻尿や残尿感、尿失禁の治療に用います。抗コリン薬に比べ作用がおだやかで、副作用も少なくなります。ただやはり、前立腺肥大症や、腸管に閉塞性の病気があると、その症状を悪化させるおそれがあります。持病のある人は医師に報告しておきましょう。
<メモ>
●膀胱をコントロールしている自律神経の調子が悪くなると、尿意切迫感や頻尿、尿失禁などいやな症状がでてきます。このような病態を「神経因性膀胱」と呼び、また、一連の症状症候群を「過活動膀胱」ともいいます。神経因性膀胱は、老化のほか、脳卒中などで脳の神経がやられているとき、糖尿病で末梢の神経が傷んでいるときにも現れます。また、下腹部の手術のあとに尿が漏れやすくなることもあります。
●尿失禁には、いくつかのタイプがあります。代表的なのは「切迫性尿失禁」と「腹圧性尿失禁」です。尿意を我慢できず思わず漏れてしまうのが切迫性尿失禁、クシャミなどちょっとした力みで勝手に漏れてしまうのが腹圧性尿失禁です。切迫性尿失禁には、抗コリン薬がわりと効きます。腹圧性の場合は、骨盤底筋を鍛える体操療法も効果的です。
→次
病気別Top
┗腎・泌尿・痔
戀Home