肝臓の薬-3
▼漢方
※小柴胡湯(ショウサイコトウ)、大柴胡湯(ダイサイコトウ)、柴胡桂枝湯(サイコケイシトウ)、柴苓湯(サイレイトウ)、桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)など
小柴胡湯は、かなり以前から慢性肝炎の治療に使われています。肝臓の炎症がやわらぎ、肝機能値が改善されます。なお、小柴胡湯とインターフェロンの併用は禁止されています。間質性肺炎という重い副作用がでやすくなるためです。
▼胆汁酸製剤
※ウルソ
とくに、胆石や胆汁うっ滞をともなう肝障害に有用です。また、C型慢性肝炎でも肝機能値の改善効果があることがわかっています。重い副作用はほとんどなく、安全性の高いお薬です。
▼ステロイド薬(副腎皮質ホルモン)
※プレドニン、プレドニゾロン
自己免疫性肝炎や薬物性肝障害などに用いられます。また、B型慢性肝炎に対して「ステロイド離脱療法」という特殊な治療法もおこなわれます。まずステロイドを短期間使用し、体の免疫力を落とします。その後、急速に減量中止し、反発的に生じる強い免疫力により、肝炎ウイルスをたたくという方法です。
▼その他
※プロヘパール、EPL、パントシン、アデラビン9号(注射)
プロヘパールは昔からよく使われている肝臓の薬です。EPLとパントシンは脂肪肝の治療に用いることがあります。
<メモ>
●肝臓の病気には、ウイルス性肝炎のほかに、アルコール性肝障害、脂肪肝、自己免疫性肝炎、薬の副作用による薬物性肝障害などがあります。治療法はそれぞれで異なります。アルコール性の場合、やはり禁酒が必須です。
●最近、薬物性肝障害の報告が増えています。初めての薬を服用中に、ひどい食欲不振、吐き気、だるさ、発熱などが続く場合、あるいは黄疸がみられた場合は医師に連絡してください。薬物性肝障害は、原因薬をすぐに中止すれば、たいてい自然に治ります。
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