湿疹(外用)-1
▼ステロイド外用薬
※ロコイド、キンダベート、アルメタ、フルコート、リンデロンV、リドメックス、ネリゾナ、テクスメテン、リンデロンDP、マイザー、アンテベート、メサデルム、フルメタ、トプシム、ジフラール、デルモベートなど多数
皮膚の炎症をしずめ、赤みや腫れをとります。非常に強力なものから、弱いものまで5段階に分類されています。製剤も多種多様で、軟膏、クリーム、ローション、テープなどいろいろです。これらを、症状や部位、年齢などに応じ、医師が適切に使い分けます。強力な部類は非常に優れた効果がありますが、長期に大量を用いた場合、ステロイド皮膚症など副作用がでやすくなります。よく効くからと安易に使用してはいけません。ひげそり後や化粧下に間違っても代用しないでください。医師から指示された患部に限定し、健全な部位に塗り広げないようにしましょう。その他詳細については、[アトピー]のページも参考ください。
▼ステロイド配合薬-1
※テラ・コートリル、リンデロンVG、フルコートF
ステロイドとともに抗生物質が配合されています。細菌感染を伴うか、そのおそれがあるときに向いています。
▼ステロイド配合薬-2
※強力レスタミンコーチゾン、オイラックスH
弱めのステロイドにカユミ止めの成分が配合されています。虫さされをふくめ、カユミをともなう軽い湿疹向きです。
<メモ>
●皮膚の炎症を広く「湿疹」といいます。皮膚炎とほぼ同義語です。スリ傷や感染によるものは含めません。急性の湿疹では、赤み、腫れ、かゆみ、水疱などを生じます。慢性になると、分厚くゴワゴワしてきて苔癬(たいせん)化することもあります。湿疹のタイプにより、接触皮膚炎(かぶれ)、アトピー性皮膚炎、脂漏性皮膚炎、貨幣状湿疹、皮脂欠乏性湿疹などに分けられます。
●湿疹で病院にかかると、たいていステロイドの塗り薬が処方されます。ここでいうステロイドとは、副腎皮質ホルモンのことです。短期間に少量を用いる限り、副作用はほとんどありません。漫然と続けることは好ましくないので、長期に用いる場合は そのときどきの症状に応じたきめ細かな指導を受けるようにしてください。
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