副 項 目 | 白内障、白内障悪化、水晶体混濁 |
程 度 | ★★〜★★★ |
概 説 | 白内障の発現に、薬の関与が疑われるケースがある。ステロイド(副腎皮質ホルモン)の長期大量服用時に発現する「ステロイド白内障」が有名。内用薬に限らず、ステロイド吸入薬の長期使用時においても、白内障発症のリスクが高まるという疫学調査がある。49〜97歳の吸入ステロイド使用者における白内障発症の相対危険度を調べたところ、2.6倍であったという。ステロイドのほか、一部の抗てんかん薬や抗精神病薬によると思われる白内障の出現も知られている。ただ、白内障は比較的簡単な手術で完治するので、こわがりすぎてもいけない。 |
症 状 | かすんで見える、視力が落ちる。 |
原因薬の例 | 各種ステロイド薬(副腎皮質ホルモン)、抗てんかん薬(フェニトイン)、抗精神病薬など。 |
予防・対策 | ● 医師にステロイドの使用量を適切にコントロールしてもらう。 ● 物がかすんで見えるようになったり、視力の低下に気づいたら、医師に相談。 |
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