副 項 目 | 痙攣(けいれん) |
程 度 | ★★★ |
概 説 | 細菌感染症に広く処方されているキノロン系抗菌薬による痙攣(けいれん)がよく知られている。鎮痛薬との併用により作用が増強することがあるので、飲み合せにも注意。そのほか、最近、テオフィリンによると考えられる乳幼児の痙攣発作も多く見受けられる。多くは一過性だが、激しい痙攣は呼吸困難をきたし、危険な状態に陥ることもある。 |
症 状 | めまい、ふらつき、頭痛、手足のしびれ感、筋肉のぴくつき、意味不明な言動、意識がはっきりしない、意識消失、全身けいれん(ふるえ、白目、硬直)。 |
原因薬の例 | キノロン系抗菌薬、テオフィリン薬、抗炎症鎮痛薬(NSAID)、胃潰瘍治療薬(H2ブロッカー)、免疫抑薬(シクロスポリン等)、抗ウイルス薬(アシクロビル等)、向精神薬、その他 |
予防・対策 | ● てんかんや痙攣を起こしたことのある人、また腎臓や肝臓の悪い人は、医師に報告しておく ● 服用中の薬は市販薬も含め、医師に報告(飲み合せに注意) ● テオフィリン薬は少量より開始し、できるだけ血中濃度を測定してもらう ● 上記のような症状があらわれたら、すぐに病院に連絡または受診 |