副 項 目 | 汎血球減少症、再生不良性貧血 |
程 度 | ★★★ |
概 説 | 汎血球減少症は、血液中のすべての血球(赤血球、白血球、血小板)が減少した状態。また、再生不良性貧血とは、血液を作る骨髄の働きが悪くなり、汎血球減少症をきたしている病態のことをいう。これらにおいては、貧血症状とともに、白血球減少と血小板減少症を合わせたような症状が出現する。抗ガン剤のように直接骨髄を傷める中毒性のほか、アレルギーに起因するものも少なくない。 |
症 状 | 倦怠感(だるさ)、疲れやすい、息切れ、動悸、顔色が悪い、さむけ、発疹、発熱、高熱、のどの痛み、口内炎、下痢、点状もしくは斑状の皮下出血(紫斑)、鼻血や血尿、歯肉から出血。 |
原因薬の例 | 抗生物質、解熱鎮痛薬、H2ブロッカー、抗ガン剤、抗てんかん薬、抗甲状腺薬、抗リウマチ薬など。 |
予防・対策 | ● アレルギー体質の人は、医師に報告しておく ● 発疹などアレルギーを起こしたことのある薬は、原則的に再使用しない。 ● 長期服用時は、定期的に血液検査を受ける。 ● 上記のような症状があらわれたら、すぐに病院に連絡または受診 |