副 項 目 | PIE症候群(好酸球性肺炎)、間質性肺炎、肺線維症 |
程 度 | ★★★ |
概 説 | 薬の影響で肺の組織が侵され、咳がでたり息切れがひどくなることがある。薬自体の毒性によるものと、アレルギー反応に起因するものとがある。また、病態の違いで、PIE症候群(好酸球性肺炎)と間質性肺炎に分けられる。間質性肺炎では肺線維症へと進展し重症化することも。抗ガン剤や免疫抑制薬のなかには、かなり高率に発現する薬も知られている。また、小紫胡湯とインターフェロンの併用は発生率が高まるので、併用禁忌となる。 |
症 状 | 息切れ、息苦しさ、空咳、発熱。 |
原因薬の例 | 抗ガン剤、免疫抑制薬、抗リウマチ薬、抗不整脈薬(アミオダロン)、抗生物質、漢方薬(小紫胡湯等)など。PIE症候群では、インタール吸入薬、ダントロレンなどでも報告される。 |
予防・対策 | ● 一部の抗ガン剤など発症率の高い薬を使用するときは、医師から事前に注意点を聞いておく ● 上記のような症状があらわれたら、すぐに病院に連絡または受診 |