副 項 目 | 腎障害(間質性腎炎、ネフローゼ症候群、腎不全など) |
程 度 | ★★★ |
概 説 | 腎臓の組織が傷み、その働きが悪くなる。アレルギー性のほか、鎮痛薬の長期大量使用時に生じる中毒性の腎障害もある。間質性腎炎は、腎臓の間質という組織に炎症を起こすもので、腎不全にいたることもある。服用中止後に発症することもあるので、注意が必要。また、ネフローゼ症候群は、腎糸球体に病変を生じ、蛋白尿や浮腫(むくみ)がみられる病態をいう。 |
症 状 | 食欲不振、吐き気、だるい、発熱、発疹、関節痛、顔や手足のむくみ、体重増加、血尿、尿のにごり、尿の回数が増える、尿がでない・少ない。 |
原因薬の例 | 抗生物質、解熱鎮痛薬、抗ガン剤、抗リウマチ薬、降圧薬(ACE阻害薬)、造影剤、その他 |
予防・対策 | ● 抗生物質や解熱鎮痛薬の安易な長期服用は控える(医師の指示どおりに) ● 長期服用時は、定期的に尿や血液の検査を受ける。 ● 上記のような症状があらわれたら、すぐに病院に連絡または受診 |