副 項 目 | 麻痺性イレウス |
程 度 | ★★★ |
概 説 | 薬の作用で腸の収縮運動が止まってしまう。腸内容物の輸送・排泄ができなくなり、腸内に便やガスがたまってくる。もともと腸に病気のある人や高齢の人に起こりやすい。抗コリン作用を持つ薬との飲み合せにも注意が必要。 |
症 状 | 強い腹痛、吐き気、吐く、ひどい便秘、おなかが膨れる。 |
原因薬の例 | 抗精神病薬、抗うつ薬、抗パーキンソン薬(プロメタジン)、下痢止め薬(ロペミン)、疼痛治療薬(モルヒネ)、鎮咳薬(リン酸コデイン)など。 |
予防・対策 | ● 腸に病気のある人は、必ず医師に報告しておく ● 今は、治っていても以前に腸の病気をしたことのある人も、報告しておく ● 服用中の薬は、医師に報告 ● 服用後、便秘がちになったり、胃腸の調子が悪くなったら早めに医師に相談 ● 緩下剤を併用する ● 上記のような症状があらわれたら、すぐに病院に連絡または受診 |