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Top Menue がんの薬x18 膀胱がんの薬

BCG
イムノブラダー

結核菌(BCG)の毒力を弱めた膀注用製剤です。これを膀胱内に注入し腫瘍部位と十分接触させます。そうすることで、がん細胞に対する免疫力を強めます。膀胱がんのうち膀胱上皮内がんと表在性膀胱がんに適応し、有効率もかなり高いです。治癒の割合は、上皮内がんで60%くらいです。

その他の膀胱内注入薬
※マイトマイシン(MMC)、アドリアシン(DXR、ADM)

これらの抗がん薬を生食に溶かして、膀胱内に注入します。そして、2時間くらい滞留させ腫瘍部位と十分に接触させます。これを週に2〜3回おこない、がん細胞を死滅させていきます。経尿道的腫瘍切除術のあと、再発防止のために実施することも多いです。

その他の注射薬
※メソトレキセート(MTX)、エクザール(VBL)、ブリプラチン・ランダ(CDDP)、アドリアシン(DXR、ADM)

重い膀胱がんには、ブリプラチン・ランダ(CDDP)を中心とした多剤併用療法が試みられます。上記4種類の注射の組み合わせを「M-VAC療法」と呼び、標準的な治療法となっています。この奏効率は高く、70%以上です。手術の前あるいは後に補助療法としておこなうこともあります。


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<メモ>
  • 膀胱がんは中高年の男性に多いがんです。臨床的に、表在性腫瘍、上皮内がん、筋層に達する浸潤性腫瘍に分類され、それぞれで治療方針が異なります。

  • 表在性腫瘍では経尿道的切除術を実施し、さらに抗がん薬もしくはBCGによる膀胱内注入療法で再発を防止します。また、上皮内がんに対しては、治癒の期待できるBCG注入療法が治療の中心となります。一方、浸潤性腫瘍においては、膀胱全摘術がまぬがれず、さらにその前後に抗がん薬による多剤併用療法がおこなわれます。

    
    

 
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おくすり110番