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Top Menue 痛風と甲状腺x4 痛風の薬-2

鎮痛消炎薬
ナイキサンニフランロキソニンボルタレン 1147700 ボルタレンサポインテバン坐剤など

痛風発作時に適するのは、速効性で抗炎症作用の強い鎮痛消炎薬です。飲み薬のほか、効果の早い坐薬も適します。発作時におこなう治療法として「短期多量衝撃療法」というのがあります。痛みのピーク時に限り、通常より大量を用いる方法です。たとえば、常用量の2〜3倍量を、3時間おきに3回飲むよう指示されることがあります。鎮痛薬の副作用を回避する意味からも短期決戦がポイントです。2〜3日たち痛みが軽くなった段階で、はやめに減量中止するようにします。

ステロイド薬
プレドニンプレドニゾロンリンデロンレダコートメドロール

ステロイド薬は基本的に使いません。ただ、重い胃潰瘍や腎臓病などで一般的な鎮痛薬が使いにくい場合に、緊急避難的に用いることがあります。漫然と長期間続けることは、好ましくありません。

コルヒチン
コルヒチン

コルヒチンの特性は、発作初期に早く飲むほどよく効くということです。痛風発作を過去に経験していれば、発作を予知することもできます。人にもよりますが、前兆症状として足の親指などにジンジン、ピリピリ、ムズムズ感などがまず現れます。このときすぐにコルヒチンを1錠飲めば発作を予防することができますし、発症後2〜3時間以内であれば症状が軽くてすみます。痛みが激しくなってから飲んでも、よい効果は期待できません。

発作止めとして頓服を原則としますが、コルヒチン・カバーという予防的な治療法を短期間おこなうことがあります。痛風発作が頻発する場合、発作が落ち着くまで毎日必要最小量(1錠)を服用することで、発作をおさえこむ方法です。多量に飲むと吐き気や腹痛、下痢などの胃腸障害が必ず現れますので注意してください。コルヒチンは、痛風の特効薬として紀元前から使われてきましたが、最近は前述の鎮痛消炎薬を代用することが多くなり、処方機会はめっきり減りました。


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<メモ>
  • 痛風発作時には、鎮痛消炎薬(NSAID)またはコルヒチンで対処します。発作時に、前項の予防薬(尿酸降下薬)を急に飲みはじめても効果はなく、かえって症状が悪化してしまいます。予防薬による治療を開始するのは、関節炎が治まってからです。

  • 痛風発作を起こしたことのない「無症候性高尿酸血症」では必ずしも薬を必要としません。年間発症率は、血清尿酸値9mg/dl以上でも、5%未満という報告があります。尿酸値が9mg/dlに満たない場合は、まず食生活の改善をはかります。プリン体を多く含む肉類やビールはほどほどにし、バランスのよい食事を心がけましょう。肥満があれば ゆっくり減量します。そうすれば、薬を飲まなくても十分に尿酸値を下げることが可能です。ただし、腎臓病や尿路結石、高血圧症、糖尿病、動脈硬化性疾患などの合併症のある人は、より低い値でも予防的に尿酸降下薬の服用をすすめられることがあります。

    
    

 
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おくすり110番