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インスリン注射薬
※ノボリン、ヒューマリン、ペンフィル、ヒューマカート、ノボレット、ランタスなど

インスリンが出ない1型糖尿病においては、インスリンを補うことが絶対です。そうしないと、極度の高血糖を招き、重い糖尿病性昏睡に至ります。そのため、どうしても、毎日のインスリン自己注射が欠かせません。また、2型でも、インスリン分泌の余力がなくなってきたら、飲み薬からインスリン療法への切り替えが必要です(残念なことにインスリンには飲み薬がありません、飲んでも吸収前に分解され効果がでないのです)。

インスリン注射薬にはいろいろな種類があります。おおまかに、効果の発現時間や持続時間によって、速効型、中間型、持続型の3つのタイプに分かれます。これらを、症状に合わせて適切に選び、必要な用量を、適時に注射します。できたなら、簡易血糖測定器で血糖値の自己チェックをおこない、より厳密にこまめに注射をする方法が好ましいです。そうすることで、本来の自然な血糖値を保つことができ、将来的にも合併症を防げる可能性が高まります。いずれにしても、医師から受けた指導をを守り、決められた用法用量をきちんと守ることが大切です。

インスリンはもともと体内で分泌されるものですから、副作用はないといってもいいです。ただし、効きすぎによる「低血糖」には、やはり注意が必要です。低血糖の初期症状は、ふるえ、さむけ、動悸、冷や汗、強い空腹感、力の抜けた感じなどです。このような症状があらわれたら、すぐに甘いもの(糖分)をとるようにしましょう。低血糖は、量が多過ぎる場合だけでなく、食事を抜いたり、激しい運動をしたとき、また、下痢や嘔吐、発熱時など体の調子が悪いときに起こりやすいものです。このようなときの対処法(シックデイルール)についても、医師からよく説明を受けておきましょう。


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<メモ>
  • ケトーシス、重症感染症、手術前後、妊娠中などにおいてもインスリンによる血糖管理が望まれます。2型糖尿病においては飲み薬による治療を優先しますが、コントロール不良時や飲み薬の効き具合が悪い場合はインスリン療法が試みられます。

  • 注射というと、痛そうで抵抗感があるかもしれません。けれど、注射といっても浅い皮下注射ですし、最近の注射針は非常に細く、ほとんど痛むことなく簡単に注射できます。ワンプッシュで注射できるペン式など、便利な注射器具もたくさん開発されています。

  • メトホルミンは別として、飲み薬の最終的な効果(重い合併症を防げるか、長生きできるか)は、必ずしも確かめられていません。一方、インスリン注射薬でより厳密に血糖値をコントロールすると、目の病気(網膜症)や腎臓病などの重い合併症を減らせることが証明されています。インスリンは自然の体内物質ですから、飲み薬の血糖降下薬よりも「体にやさしく効果が確実」なのです。2型糖尿病でも、医師からインスリン療法をすすめられた場合は積極的に受け入れてください。

    
    

 
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おくすり110番