【併用禁忌】
● ハルシオン(トリアゾラム)、 ● ドルミカム(ミダゾラム)
【臨床症状・措置方法】
これらの薬剤の血中濃度上昇により、過度の鎮静や呼吸抑制等の重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象が起こる可能性がある。
【機序・危険因子】
本剤及びリトナビルのCYP3A4に対する阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。
【併用禁忌】
オーラップ(ピモジド)
【臨床症状・措置方法】
ピモジドの薬剤の血中濃度上昇により、不整脈等の重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象が起こる可能性がある。
【機序・危険因子】
本剤及びリトナビルのCYP3A4に対する阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。
【併用禁忌】
● クリアミン(エルゴタミン)、 ● ジヒデルゴット(ジヒドロエルゴタミン)、 ● エルゴメトリン(エルゴメトリンマレイン酸塩)、 ● メテルギン(メチルエルゴメトリン)
【臨床症状・措置方法】
これらの薬剤の血中濃度上昇により、末梢血管痙縮、虚血等の重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象が起こる可能性がある。
【機序・危険因子】
本剤及びリトナビルのCYP3A4に対する阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。
【併用禁忌】
レビトラ(バルデナフィル)
【臨床症状・措置方法】
バルデナフィルの血中濃度が上昇し、半減期が延長するおそれがある。
【機序・危険因子】
本剤及びリトナビルのCYP3A4に対する阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。
【併用禁忌】
ロナセン(ブロナンセリン)
【臨床症状・措置方法】
ブロナンセリンの血中濃度が上昇し、作用が増強するおそれがある。
【機序・危険因子】
本剤及びリトナビルのCYP3A4に対する阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。
【併用禁忌】
レバチオ(シルデナフィル)、アドシルカ(タダラフィル)
【臨床症状・措置方法】
これらの薬剤の血中濃度を上昇させるおそれがある(シルデナフィルとリトナビルとの併用により、シルデナフィルのCmax及びAUCがそれぞれ3.9倍及び10.5倍に増加したとの報告がある)。
【機序・危険因子】
本剤及びリトナビルのCYP3A4に対する阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。
【併用禁忌】
レザルタス配合錠、カルブロック(アゼルニジピン)
【臨床症状・措置方法】
アゼルニジピンの血中濃度が上昇し、作用が増強するおそれがある。
【機序・危険因子】
本剤及びリトナビルのCYP3A4に対する阻害作用により、これらの薬剤の代謝が阻害される。
【併用禁忌】
イグザレルト(リバーロキサバン)
【臨床症状・措置方法】
リバーロキサバンの血中濃度が上昇し、抗凝固作用が増強されることにより、出血の危険性が増大するおそれがある。
【機序・危険因子】
本剤及びリトナビルのCYP3A4に対する阻害作用又はP-糖蛋白阻害作用により、リバーロキサバンの血中濃度が上昇することがある。
- 注意:代表的な製品例だけをあげています(括弧内は成分名または一般名)。
- 参考・引用:各社添付文書等。
|
|