【併用禁忌】

● トリルダン（テルフェナジン）（中止）
● ヒスマナール（アステミゾ−ル）（中止）
● アンカロン（アミオダロン）
● ベプリコール（ベプリジル）
● カフェルゴット、クリアミン（酒石酸エルゴタミン）
● ジヒデルゴット（メシル酸ジヒドロエルゴタミン）
● アセナリン、リサモール（シサプリド）（中止）
● オーラップ（ピモジド）

【臨床症状・措置方法】

重篤又は生命に危険を及ぼすような心血管系の副作用（QT 延長等）、末梢血管痙縮を起こすおそれがある。

【機序・危険因子】

本剤とこれらの薬剤の代謝酵素（CYP3A4）が同じであるため競合的に拮抗し、これらの薬剤の代謝を阻害し、血中濃度を増加させる。

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【併用禁忌】

● ドルミカム（ミダゾラム）
● ハルシオン（トリアゾラム）

【臨床症状・措置方法】

持続的な鎮静を起こすおそれがある。本剤（1,200mg1日3回）とミダゾラム（0.05mg/kg静注）を併用した場合に、ミダゾラムのクリアランスが56％減少し、半減期が4.1から9.5時間に延長したとの報告がある。

【機序・危険因子】

本剤とこれらの薬剤は薬物代謝酵素（CYP3A4）によって代謝されるため、競合的に拮抗し、これらの薬剤の血中濃度が増加することがある。

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【併用禁忌】

リマクタン、リファジン、アプテシン（リファンピシン）

【臨床症状・措置方法】

本剤（600mg1日3回）とリファンピシン（600mg）を併用した場合に、本剤のAUCを約80%減少させるとの報告がある。リファンピシンの投与を受けた患者に本剤を投与する場合には、少なくとも2週間の間隔をおくことが望ましい。

【機序・危険因子】

リファンピシンは本剤の代謝酵素（CYP3A4）を誘導する。

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【併用禁忌】

レビトラ（バルデナフィル）

【臨床症状・措置方法】

本剤と併用した場合に、バルデナフィルの血中濃度が増加するおそれがある。

【機序・危険因子】

本剤と上記の薬剤は薬物代謝酵素（CYP3A4）によって代謝されるため競合的に拮抗し、上記の薬剤の血中濃度が増加することがある。

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• 注意：代表的な製品例だけをあげています（括弧内は成分名または一般名）。
• 参考・引用：各社添付文書等。