【併用禁忌】
● 硫酸キニジン(キニジン硫酸塩水和物) ● ベプリコール(ベプリジル塩酸塩水和物) ● タンボコール(フレカイニド酢酸塩) ● プロノン(プロパフェノン塩酸塩) ● アンカロン(アミオダロン塩酸塩) ● オーラップ(ピモジド) ● バキソ(ピロキシカム) ● フルカムカプセル(アンピロキシカム) ● クリアミン(エルゴタミン酒石酸塩) ● ジヒデルゴット(ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩) ● エルゴメトリン(エルゴメトリンマレイン酸塩) ● メテルギン(メチルエルゴメトリンマレイン酸塩) ● レルパックス(エレトリプタン臭化水素酸塩) ● レビトラ(バルデナフィル塩酸塩水和物) ● レバチオ(シルデナフィルクエン酸塩) ● アドシルカ(タダラフィル) ● カルブロック、レザルタス(アゼルニジピン) ● ミコブティン(リファブチン) ● ロナセン(ブロナンセリン)
【臨床症状・措置方法】
不整脈、血液障害、血管攣縮等、これら薬剤による重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象が起こる可能性があるので併用しないこと。
【機序・危険因子】
本剤のチトクロームP450に対する競合的阻害作用により、併用した場合これらの薬剤の血中濃度が大幅に上昇することが予測される。
【併用禁忌】
● セルシン(ジアゼパム) ● メンドン(クロラゼプ酸二カリウム) ● ユーロジン(エスタゾラム) ● インスミン、ダルメート(フルラゼパム) ● ハルシオン(トリアゾラム) ● ドルミカム(ミダゾラム)
【臨床症状・措置方法】
過度の鎮静や呼吸抑制等が起こるおそれがあるので併用しないこと。
【機序・危険因子】
本剤のチトクロームP450に対する競合的阻害作用により、併用した場合これらの催眠鎮静剤及び抗不安剤の血中濃度が大幅に上昇することが予測される。
【併用禁忌】
ブイフェンド(ボリコナゾール)
【臨床症状・措置方法】
ボリコナゾールの血中濃度が低下したとの報告があるので併用しないこと。
【機序・危険因子】
本剤のチトクロームP450の誘導作用によるものと考えられている。
【備考】
本剤は肝チトクロームP450(CYP3A)と強い親和性を示し、他の薬剤(特にCYP3Aで代謝される薬剤)の代謝を競合的に阻害し、血中濃度を上昇させる可能性が高い。さらに、本剤の連用により肝チトクロームP450の各種アイソザイムを誘導する可能性もある。本剤は主に肝チトクロームP450(CYP3A)で代謝されるが、他の薬剤との相互作用は、可能なすべての組み合わせについて検討されているわけではないので、他剤による治療中に新たに本剤を併用したり、本剤投与による治療中に新たに他剤を併用する場合には、可能な限り薬物血中濃度を測定するなど、用量に留意して慎重に投与すること。
- 注意:代表的な製品例だけをあげています(括弧内は成分名または一般名)。
- 参考・引用:各社添付文書等。
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