【併用禁忌】
● アンカロン(アミオダロン) ● タンボコール(フレカイニド) ● プロノン(プロパフェノン) ● ベプリコール(ベプリジル) ● 硫酸キニジン ● デジレル、レスリン(トラゾドン) ● オーラップ(ピモジド) ● トリルダン(テルフェナジン)(中止) ● ヒスマナール(アステミゾ−ル)(中止) ● アセナリン、リサモール(シサプリド)(中止)
【臨床症状・措置方法】
上記の薬剤の血中濃度が増加し、重篤又は生命に危険を及ぼすような心血管系の副作用(QT延長等)を起こすおそれがある。
【機序・危険因子】
チトクロームP450(CYP3A4)に対する競合による。
【併用禁忌】
エルゴタミン製剤(クリアミン、ジヒデルゴット等)
【臨床症状・措置方法】
上記の薬剤の血中濃度が増加し、急性麦角中毒(末梢血管痙攣、四肢の虚血等)を起こすおそれがある。
【機序・危険因子】
チトクロームP450(CYP3A4)に対する競合による。
【併用禁忌】
リポバス(シンバスタチン)
【臨床症状・措置方法】
上記の薬剤の血中濃度が増加し、横紋筋融解症等のミオパシーを起こすおそれがある。
【機序・危険因子】
チトクロームP450(CYP3A4)に対する競合による。
【併用禁忌】
● ドルミカム(ミダゾラム) ● ハルシオン(トリアゾラム)
【臨床症状・措置方法】
上記の薬剤の血中濃度が増加し、持続的又は過度の鎮静、呼吸抑制を起こすおそれがある。ミダゾラムのクリアランスが減少し、半減期が延長したとの報告がある。
【機序・危険因子】
チトクロームP450(CYP3A4)に対する競合による。
【併用禁忌】
リマクタン、リファジン、アプテシン(リファンピシン)
【臨床症状・措置方法】
本剤のAUCが減少したとの報告がある。リファンピシンの投与を受けた患者に本剤を投与する場合には、少なくとも2週間の間隔をおくことが望ましい。また、本剤/リトナビル/リファンピシンを併用した17例中11例(65%)が28日目までに重度の肝細胞毒性を発現したとの報告がある。
【機序・危険因子】
上記の薬剤はチトクロームP450(CYP3A4)を誘導する。
【併用禁忌】
レビトラ(バルデナフィル)
【臨床症状・措置方法】
上記の薬剤の血中濃度が増加するおそれがある。
【機序・危険因子】
チトクロームP450(CYP3A4)に対する競合による。
【併用禁忌】
カルブロック、レザルタス(アゼルニジピン)
【臨床症状・措置方法】
上記の薬剤の血中濃度が増加するおそれがある。
【機序・危険因子】
チトクロームP450(CYP3A4)に対する競合による。
- 注意:代表的な製品例だけをあげています(括弧内は成分名または一般名)。
- 参考・引用:各社添付文書等。
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