【併用禁忌】
● アンカロン(アミオダロン塩酸塩)、 ● ハルシオン(トリアゾラム)、 ● ドルミカム(ミダゾラム)、 ● コンスタン、ソラナックス(アルプラゾラム)、 ● オーラップ(ピモジド)、 ● クリアミン(エルゴタミン酒石酸塩)、 ● ジヒデルゴット(ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩)、 ● メテルギン(メチルエルゴメトリンマレイン酸塩)、 ● エルゴメトリンF(エルゴメトリンマレイン酸塩)
【臨床症状・措置方法】
これらの薬剤の代謝が抑制され、重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象(不整脈や持続的な鎮静)が起こる可能性がある。
【機序・危険因子】
チトクロームP450(CYP3A4)に対する競合による。
【併用禁忌】
リマクタン、リファジン、アプテシン等(リファンピシン)
【臨床症状・措置方法】
本剤の代謝が促進され、血中濃度が1/10以下に低下するとの報告がある。リファンピシンの投与を受けた患者に本剤を投与する場合には、少なくとも2週間の間隔を置くことが望ましい。
【機序・危険因子】
リファンピシンがチトクロームP450(CYP3A4)を誘導することによる。
【併用禁忌】
● レルパックス(エレトリプタン臭化水素酸塩)、 ● カルブロック(アゼルニジピン) ● ロナセン(ブロナンセリン)
【臨床症状・措置方法】
これらの薬剤の代謝が阻害され血中濃度が上昇するおそれがある。
【機序・危険因子】
本剤のCYP3A4阻害作用により, これらの薬剤のクリアランスが減少する。
【併用禁忌】
レバチオ(シルデナフィル)、アドシルカ(タダラフィル)
【臨床症状・措置方法】
肺動脈性肺高血圧症に対しこれらの薬剤を反復投与で併用した場合、これらの薬剤の代謝が阻害され血漿中濃度が上昇するおそれがある。
【機序・危険因子】
本剤のCYP3A4阻害作用により、この薬剤のクリアランスが減少する。
【併用禁忌】
レイアタッツ(アタザナビル)
【臨床症状・措置方法】
本剤とアタザナビルともに高ビリルビン血症が関連している。現在、この併用に関する試験は行われていないので、アタザナビルとの併用は推奨されない。
【併用禁忌】
レビトラ(バルデナフィル)
【臨床症状・措置方法】
本剤800mg1日3回反復投与時に、バルデナフィル10mgを空腹時単回投与した場合、バルデナフィルのAUC及びCmaxが単独投与時と比較して、それぞれ16倍及び7倍に増加し、t1/2が2倍に延長したとの報告がある。
【機序・危険因子】
本剤のCYP3A4阻害によりバルデナフィルのクリアランスが減少する。
- 注意:代表的な製品例だけをあげています(括弧内は成分名または一般名)。
- 参考・引用:各社添付文書等。
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