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製品例: ブイフェンド
成分名: ボリコナゾール
【併用禁忌】
リマクタン、アプテシン、リファジン(リファンピシン)
【臨床症状・措置方法】
リファンピシンとの併用により、本剤のCmaxは93%、AUCは、96%減少した。
【機序・危険因子】
リファンピシンは、本剤の代謝酵素(CYP3A4)を誘導する。


【併用禁忌】
ミコブティン(リファブチン)
【臨床症状・措置方法】
リファブチンとの併用により、本剤のCmaxは69%、AUCは78%減少した。本剤との併用によりリファブチンのCmaxは3.0倍、AUCは4.3倍増加した。
【機序・危険因子】
リファブチンは、本剤の代謝酵素(CYP3A4)を誘導する。本剤はリファブチンの代謝酵素(CYP3A4)を阻害する。


【併用禁忌】
ストックリン(エファビレンツ)
【臨床症状・措置方法】
エファビレンツとの併用により、本剤のCmaxは61%、AUCは77%減少した。本剤との併用によりエファビレンツのCmaxは1.4倍、AUCは1.4倍増加した。
【機序・危険因子】
エファビレンツは、本剤の代謝酵素(CYP2C19及びCYP2C9)を誘導する。本剤はエファビレンツの代謝酵素(CYP3A4)を阻害する。


【併用禁忌】
ノービア(リトナビル)、カレトラ(リトナビル含有製剤)
【臨床症状・措置方法】
リトナビルとの併用により、本剤のCmaxは66%、AUCは82%減少した。
【機序・危険因子】
リトナビルは、本剤の代謝酵素(CYP2C19及びCYP2C9)を誘導する。


【併用禁忌】
テグレトール(カルバマゼピン)、
長時間作用型バルビツール酸誘導体:バルビタール、フェノバルビタール
【臨床症状・措置方法】
これらの薬剤との併用により、本剤の代謝が促進され血中濃度が減少するおそれがある。
【機序・危険因子】
これらの薬剤は、本剤の代謝酵素(CYP3A4)を誘導する。


【併用禁忌】
オーラップ(ピモジド)、
硫酸キニジン
【臨床症状・措置方法】
本剤との併用により、これらの薬剤の血中濃度が増加し、QT延長、心室性不整脈(torsades de pointesを含む)などの心血管系の副作用を引き起こすおそれがある。
【機序・危険因子】
本剤はこれらの薬剤の代謝酵素(CYP3A4)を阻害する。


【併用禁忌】
麦角アルカロイド:カフェルゴット(酒石酸エルゴタミン・無水カフェイン)、ジヒデルゴット(メシル酸ジヒドロエルゴタミン)
【臨床症状・措置方法】
本剤との併用により、これらの薬剤の血中濃度が増加し、麦角中毒を引き起こすおそれがある。
【機序・危険因子】
本剤はこれら薬剤の代謝酵素(CYP3A4)を阻害する。


【併用禁忌】
ハルシオン(トリアゾラム)
【臨床症状・措置方法】
本剤との併用により、トリアゾラムの血中濃度が増加し、作用の増強や作用時間延長を引き起こすおそれがある。
【機序・危険因子】
本剤はトリアゾラムの代謝酵素(CYP3A4)を阻害する。


  • 注意:代表的な製品例だけをあげています(括弧内は成分名または一般名)。
  • 参考・引用:各社添付文書等。
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