【併用禁忌】
HIV感染症治療薬 ● クリキシバン(インジナビル)、 ● インビラーゼ(サキナビル)、 ● ビラセプト(ネルフィナビル)、 ● レクシヴァ(ホスアンプレナビル) ● レイアタッツ(アタザナビル)、
【臨床症状・措置方法】
これらの薬剤の作用が減弱するおそれがある。
【機序・危険因子】
本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4)誘導作用により、これらの薬剤または活性代謝物の代謝を促進し、血中濃度を1/5以下に低下させると考えられている。
【併用禁忌】
レスクリプター(デラビルジン)
【臨床症状・措置方法】
これらの薬剤の作用が減弱するおそれがある。
【機序・危険因子】
本剤の肝代謝酵素(CYP3A4)誘導作用により、デラビルジンの代謝が促進され、AUCが約100%低下する。
【併用禁忌】
ブイフェンド(ボリコナゾール)
【臨床症状・措置方法】
ボリコナゾールの作用が減弱するおそれがある。
【機序・危険因子】
本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4)誘導作用により、ボリコナゾールのCmaxおよびAUCをそれぞれ93%および96%低下させると考えられている。
【併用禁忌】
ビルトリシド(プラジカンテル)
【臨床症状・措置方法】
プラジカンテルの作用が減弱するおそれがある。
【機序・危険因子】
本剤の肝代謝酵素(CYP3A4)誘導作用により、プラジカンテルの代謝が促進され、血中濃度が約100%低下する。
【併用禁忌】
アドシルカ(タダラフィル)
【臨床症状・措置方法】
タダラフィルの作用が減弱するおそれがある。
【機序・危険因子】
本剤の肝代謝酵素(CYP3A4)誘導作用により、本剤(600mg/日)の併用で、タダラフィル(10mg)のCmax及びAUCがそれぞれ46%及び88%低下すると考えられている。
【併用禁忌】
テラビック(テラプレビル)
【臨床症状・措置方法】
テラプレビルの作用が減弱するおそれがある。
【機序・危険因子】
本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4)誘導作用により、テラプレビルの代謝を促進し、AUCを92%低下させると考えられている。
【備考】
本剤はチトクロームP450 3A4(CYP3A4)をはじめとする肝薬物代謝酵素を誘導する作用がある。
- 注意:代表的な製品例だけをあげています(括弧内は成分名または一般名)。
- 参考・引用:各社添付文書等。
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