【併用禁忌】
● アゾール系抗真菌剤:イトリゾール(イトラコナゾール)、フロリードF注、フロリードゲル(ミコナゾール)、ジフルカン(フルコナゾール) ● エリスロシン、アイロタイシン(エリスロマイシン) ● クラリス、クラリシッド(クラリスロマイシン) ● デプロメール、ルボックス(フルボキサミン)
【臨床症状・措置方法】
QT延長、心室性不整脈(torsades de pointesを含む)などの心血管系の副作用があらわれるおそれがある。
【機序・危険因子】
これらの薬剤による肝臓の薬物代謝酵素(チトクロームP450 3A4(CYP3A4))の阻害作用により、テルフェナジンの代謝が阻害され、未変化体の血中濃度が上昇する。
【併用禁忌】
HIVプロテアーゼ阻害剤:クリキシバン(硫酸インジナビル)、インビラーゼ(メシル酸サキナビル)、ノービア(リトナビル)等
【臨床症状・措置方法】
QT延長、心室性不整脈(torsades de pointesを含む)などの心血管系の副作用があらわれるおそれがある。但し、相互作用に関する報告症例、研究報告はない
【機序・危険因子】
肝臓の薬物代謝酵素(チトクロームP450 3A4(CYP3A4))に対する競合により、本剤の代謝が抑制されると考えられる。
【禁忌】
QT延長を起こしやすい患者/QT延長を起こすおそれのある下記薬剤を投与中の患者 ● β遮断薬を除く抗不整脈薬 ● 利尿薬 ● 向精神薬(フェノチアジン系、ブチロフェノン系、三環系・四環系抗うつ薬等) ● シンレスタール、ロレルコ(プロブコ−ル)、アセナリン、リサモール(シサプリド)、スパラ(スパルフロキサシン)等
【臨床症状・措置方法】
心血管系の副作用を起こすおそれがある。
- 注意:代表的な製品例だけをあげています(括弧内は成分名または一般名)。
- 参考・引用:各社添付文書等。
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