|
|
製品例: |
プログラフ、グラセプター |
成分名: |
タクロリムス(内) |
|
|
【併用禁忌】
生ワクチン:乾燥弱毒生麻しんワクチン、 乾燥弱毒生風しんワクチン、 経口生ポリオワクチン等
【臨床症状・措置方法】
類薬による免疫抑制下で、生ワクチン接種により発症したとの報告がある。
【機序・危険因子】
免疫抑制作用により発症の可能性が増加する。
【併用禁忌】
サンディミュン、ネオーラル(シクロスポリン)
【臨床症状・措置方法】
シクロスポリンの血中濃度が上昇し、副作用が増強されたとの報告1)がある。なお、シクロスポリンより本剤に切り換える場合はシクロスポリンの最終投与から24時間以上経過後に本剤の投与を開始することが望ましい。
【機序・危険因子】
本剤とシクロスポリンは薬物代謝酵素チトクロームP450IIIA4で代謝されるため併用した場合、競合的に拮抗しシクロスポリンの代謝が阻害される。
【併用禁忌】
トラクリア(ボセンタン)
【臨床症状・措置方法】
ボセンタンの血中濃度が上昇し、ボセンタンの副作用が発現する可能性がある。また、本剤の血中濃度が変動する可能性がある。
【機序・危険因子】
本剤とボセンタンは薬物代謝酵素CYP3A4で代謝されるため、併用によりボセンタンの血中濃度が上昇する可能性がある。また、ボセンタンはCYP3A4で代謝されるとともにCYP3A4誘導作用も有するため、併用により本剤の血中濃度が変動する可能性がある。
【併用禁忌】
カリウム保持性利尿剤:アルダクトンA、アルマトール(スピロノラクトン )、ソルダクトン(カンレノ酸カリウム)、トリテレン(トリアムテレン)
【臨床症状・措置方法】
高カリウム血症が発現することがある。
【機序・危険因子】
本剤と相手薬の副作用が相互に増強される。
- 注意:代表的な製品例だけをあげています(括弧内は成分名または一般名)。
- 参考・引用:各社添付文書等。
|
|