【併用禁忌】
硝酸薬及びNO供与薬: ● ニトログリセリン、ニトロペン、ニトロダーム、ミリステープ、ミオコールスプレー(ニトログリセリン) ● ニトロール、フランドル(硝酸イソソルビド) ● アイトロール(一硝酸イソソルビド) ● シグマート(ニコランジル) ● ハイパジールコーワ(ニプラジロール) ● ニトプロ(ニトロプルシド) ● 亜硝酸アミル
【臨床症状・措置方法】
併用により、降圧作用を増強するとの報告がある。
【機序・危険因子】
NOはcGMPの産生を刺激し、一方、本剤はcGMPの分解を抑制することから、両剤の併用によりcGMPの増大を介するNOの降圧作用が増強する。
【併用禁忌】
CYP3A4を強く阻害する薬剤: ● イトリゾール(イトラコナゾール) ● ノービア、カレトラ(リトナビル)、レイアタッツ(アタザナビル)、クリキシバン(インジナビル)、ビラセプト(ネルフィナビル)、インビラーゼ、フォートベイス(サキナビル)、プリジスタ(ダルナビル) ● クラリス、クラリシッド(クラリスロマイシン)、ケテック(テリスロマイシン) ● テラビック(テラプレビル)
【臨床症状・措置方法】
強いCYP3A4阻害作用を有するケトコナゾール(400mg/日:経口剤、国内未発売)との併用により、本剤(20mg)のAUC及びCmaxが312%及び22%増加するとの報告がある4)。また、リトナビル(200mg/1日2回投与)との併用により、本剤(20mg)のAUCが124%増加するとの報告がある。
【機序・危険因子】
CYP3A4を強く阻害することによりクリアランスが高度に減少し、本剤の血漿中濃度が上昇するおそれがある。また、肺動脈性肺高血圧症患者における併用の経験が少ない。
【併用禁忌】
CYP3A4を強く誘導する薬剤: ● リファンジン、リマクタン(リファンピシン) ● アレビアチン、ヒダントール(フェニトイン) ● テグレトール(カルバマゼピン) ● フェノバール(フェノバルビタール)
【臨床症状・措置方法】
リファンピシン(600mg/日)との併用により、本剤(10mg)のAUC及びCmaxがそれぞれ88%及び46%低下するとの報告がある。
【機序・危険因子】
CYP3A4誘導によるクリアランスの増加により本剤の血漿中濃度が低下し、本剤の効果が減弱するおそれがある。
- 注意:代表的な製品例だけをあげています(括弧内は成分名または一般名)。
- 参考・引用:各社添付文書等。
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