【併用禁忌】
ノービア(リトナビル)、フォートベイス(サキナビル)、インビラーゼ(サキナビルメシル酸塩)、クリキシバン(インジナビル硫酸塩エタノール付加物)
【臨床症状・措置方法】
重篤な副作用(不整脈等)を起こすおそれがある。
【機序・危険因子】
これらの薬剤のCYP3A4に対する競合的阻害作用により、本剤の血中濃度が大幅に上昇するおそれがある。
【併用禁忌】
ビラセプト(ネルフィナビルメシル酸塩)
【臨床症状・措置方法】
重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象(QT延長、Torsades de pointes等の不整脈や持続的な鎮静)を起こすおそれがある。
【機序・危険因子】
メシル酸ネルフィナビル(ビラセプト)のCYP3A4に対する競合的阻害作用により、本剤の血中濃度が大幅に上昇するおそれがある。
【併用禁忌】
スパラ(スパルフロキサシン)、アベロックス(モキシフロキサシン塩酸塩)
【臨床症状・措置方法】
QT延長、心室性不整脈を起こすおそれがある。
【機序・危険因子】
併用によりQT延長作用が相加的に増加するおそれがある。
【併用禁忌】
レビトラ(バルデナフィル塩酸塩水和物)、バイアグラ、レバチオ(シルデナフィルクエン酸塩)
【臨床症状・措置方法】
QT延長を起こすおそれがある。
【機序・危険因子】
併用によるQT 延長が相加的にあらわれるおそれがある。
【併用禁忌】
フェアストン(トレミフェンクエン酸塩)
【臨床症状・措置方法】
QT延長を増強し、心室性頻拍(Torsades de pointesを含む)等を起こすおそれがある。
【機序・危険因子】
併用によりQT延長作用が相加的に増加するおそれがある。
【併用禁忌】
テラビック(テラプレビル)
【臨床症状・措置方法】
重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象(不整脈等)を起こすおそれがある。
【機序・危険因子】
併用により、本剤の代謝が阻害され血中濃度が上昇し、作用の増強や相加的なQT延長を起こすおそれがある。
【併用禁忌】
イムセラ、ジレニア(フィンゴリモド塩酸塩)
【臨床症状・措置方法】
併用によりTorsades de pointes等の重篤な不整脈を起こすおそれがある。
【機序・危険因子】
フィンゴリモド塩酸塩の投与により心拍数が低下するため、併用により不整脈を増強するおそれがある。
- 注意:代表的な製品例だけをあげています(括弧内は成分名または一般名)。
- 参考・引用:各社添付文書等。
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