【原則併用禁忌】
カルシウム注射剤:カルチコール注射液(グルコン酸カルシウム)、アスパラCA注射液(L-アスパラギン酸カルシウム)、塩化カルシウム
【臨床症状・措置方法】
静注により急激に血中カルシウム濃度が上昇すると、心毒性が急激に発現するおそれがある。カルシウム値の補正に用いるなど、やむを得ず投与する場合には、低濃度で緩徐に投与するなど注意すること。
【機序・危険因子】
心筋細胞内カルシウム濃度の上昇により、本剤の心筋収縮作用が増強される。
【原則併用禁忌】
スキサメトニウム注「AS」(旧:サクシン)、レラキシン注用(スキサメトニウム塩化物水和物)
【臨床症状・措置方法】
併用により重篤な不整脈を起こすおそれがある。
【機序・危険因子】
スキサメトニウム塩化物水和物の血中カリウム増加作用又はカテコールアミン放出が原因と考えられている。
【注意】
類薬ジゴキシンでは種々の薬剤との相互作用が報告されているが、可能性のあるすべての組み合せについて検討されているわけではないので、他剤と併用したり、本剤又は他剤を休薬する場合は本剤の血中濃度の推移、自覚症状、心電図等に注意し、慎重に投与すること。
- 注意:代表的な製品例だけをあげています(括弧内は成分名または一般名)。
- 参考・引用:各社添付文書等。
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