【併用禁忌】
ボスミン(アドレナリン)
【臨床症状・措置方法】
アドレナリンの作用を逆転させ、重篤な血圧降下を起こすことがある。
【機序・危険因子】
アドレナリンはアドレナリン作動性α、β-受容体の刺激剤であり、本剤のα- 受容体遮断作用により、β-受容体刺激作用が優位となり、血圧降下作用が増強される。
【併用禁忌】
CYP3A4を強く阻害する薬剤: ● アゾール系抗真菌剤(外用剤を除く):ケトコナゾール(経口剤:国内未発売)、イトリゾール(イトラコナゾール)等 ● HIVプロテアーゼ阻害剤:ノービア(リトナビル)、フォートベイス(サキナビル)等
【臨床症状・措置方法】
本剤の血中濃度が上昇し、作用が増強するおそれがある。
【機序・危険因子】
本剤の主要代謝酵素であるCYP3A4を阻害するため、経口クリアランスが減少する可能性がある。外国において、ケトコナゾールとの併用により本剤のAUCが17倍、Cmaxが13倍に増加したとの報告がある。
- 注意:代表的な製品例だけをあげています(括弧内は成分名または一般名)。
- 参考・引用:各社添付文書等。
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