【併用禁忌】
モノアミン酸化酵素阻害剤〔選択的B型モノアミン酸化酵素阻害剤(セレギリン塩酸塩)を含む〕 ● エフピー(セレギリン塩酸塩)
【臨床症状・措置方法】
両薬剤の作用が増強されることがあるので、モノアミン酸化酵素阻害剤の中止後、本剤を投与する場合は、2週間以上の間隔をあけること。また、本剤投与後モノアミン酸化酵素阻害剤に切り替える場合は、少なくとも1週間以上の間隔をあけること。なお、本剤の類薬とモノアミン酸化酵素阻害剤との併用によりセロトニン症候群があらわれたとの報告がある。
【機序・危険因子】
発現機序は不明。
【併用禁忌】
メレリル(チオリダジン)、オーラップ(ピモジド)
【臨床症状・措置方法】
これらの薬剤の血中濃度が上昇又は半減期が延長することにより、QT延長、心室性不整脈(torsades de pointesを含む)等の心血管系の副作用が発現するおそれがある。
【機序・危険因子】
本剤は、肝臓で酸化的に代謝されるこれらの薬剤の代謝を阻害し、血中濃度を上昇させると考えられる。
【併用禁忌】
テルネリン(チザニジン塩酸塩)
【臨床症状・措置方法】
チザニジンの血中濃度が上昇又は半減期が延長することにより、著しい血圧低下等の副作用が発現するおそれがある。
【機序・危険因子】
本剤は、肝臓で酸化的に代謝されるこれらの薬剤の代謝を阻害し、血中濃度を上昇させると考えられる。
【併用禁忌】
ロゼレム(ラメルテオン)
【臨床症状・措置方法】
ラメルテオンの最高血中濃度、AUCが顕著に上昇するとの報告があり、併用により同剤の作用が強くあらわれるおそれがある。
【機序・危険因子】
本剤は、肝臓で酸化的に代謝されるこれらの薬剤の代謝を阻害し、血中濃度を上昇させると考えられる。
- 注意:代表的な製品例だけをあげています(括弧内は成分名または一般名)。
- 参考・引用:各社添付文書等。
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