$G@薬は何で飲む?

コップ一杯の水が基本です。

のどが乾いてもいないのに、味気ない水をコップ一杯も飲むなんて、ちょっとつらいですね。どうして薬を飲むのに、そんなに水を飲まなないといけないのでしょう。

水には2つの大切な役目があるからです。1つは「薬をのどから胃腸へ流し込む」こと、もう1つは「薬を溶かして吸収をよくする」ことです。

第一の役目は、当然といえば当然です。ところが、薬がのどにひっかかってしまい、食道炎や食道潰瘍を起こしてしまうケースが実際にあるのです。その原因の多くは、薬を水なしで飲んだり、水の量が少なかったからです。なかでもカプセルは、かたちも大きく粘膜にくっつきやすので、たくさんの水で飲みこむことが大切です。

2つ目の「薬を溶かし吸収をよくする」ということも、水の大切な役目です。ある錠剤を水なしで飲み、数時間後にレントゲン写真を撮ったところ、大腸に元のままの形で錠剤が写っていたという報告があります。これでは、せっかく薬を飲んでも意味がありませんね。薬は、溶けなければ吸収されず、効果を発揮できません。

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