$Eu糖尿病(漢)

▼腎気丸
八味地黄丸(ハチミジオウガン)、六味丸(ロクミガン)、牛車腎気丸(ゴシャジンキガン)

糖尿病によく処方されるのは、地黄(ジオウ)を主薬とする腎気丸の仲間です。とくに、足腰の痛みやシビレ感、夜間頻尿などがあるときに向きます。冷えのある寒証には八味地黄丸を、そうでないのなら六味丸を用います。牛車腎気丸は、八味地黄丸に、牛膝(ゴシツ)と車前子(シャゼンシ)という生薬を加えたもので、糖尿病性末梢神経障害に対する有効性が示されています。

▼その他
白虎加人参湯(ビャッコカニンジントウ)、大柴胡湯(ダイサイコトウ)、防風通聖散(ボウフウツウショウサン)、五苓散(ゴレイサン)など

白虎加人参湯は熱証用です。体がほてり、のどが渇く人に最適な方剤です。大柴胡湯は、胸脇苦満が強く便秘がちなガッチリタイプに用います。防風通聖散は、太鼓腹で肥満傾向のある人に向く方剤で、肥満解消にも少し役立つかもしれません。


<メモ>
●漢方薬で直接的に血糖をコントロールすることはできません。確実に血糖を下げるには、インスリン注射薬など西洋薬が不可欠です。また、食事療法や運動療法も非常に大切です。漢方薬は、体質改善やシビレなどの症状緩和に補助的な役目をします。

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