子宮内膜症-2

▼GnRH薬
※スプレキュア、ナサニール、リュープリン(注射)、スプレキュアMP(注射)

「偽閉経療法」とも呼ばれます。卵巣からの女性ホルモンの分泌を閉経のレベルまで低下させる治療法です。スプレキュアとナサニールは、鼻から吸収させる点鼻薬です。鼻水があるときは、使用前に鼻をかむようにしてください。治療期間は、4~6カ月間です。この間に子宮内膜症の病巣が萎縮し、痛みなどの自覚症状も改善されます。

一方で治療をはじめると、さまざまな副作用が現れてきます。あわてないよう、事前に医師から副作用や注意点について説明を受けておきましょう。人にもよりますが、たいてい更年期のような症状がでてきます。そのほか、骨粗鬆症、脱毛、重いうつ症状にも注意が必要です。


<メモ>
●まず、はじめの2週間くらいに、生理のような症状がでることがあります。これは、すぐになくなりますので心配いりません。その後、生理が止まり、更年期障害のような不快な症状がでてきます。ほてり、発汗、冷え、肩こり、頭痛、イライラ、不眠、気分の落ち込み、腟の乾燥・・。ひどいときは早めに受診し、医師とよく相談してください。「アドバック療法」といって一時的に女性ホルモン薬を補充して症状を緩和することもできます。また、漢方薬の併用も考えられます。

●GnRH薬を長期に使用していると骨が弱ってくるので、ふつう6カ月間でいったん終了します。継続あるいは再使用が必要な場合は、骨の検査をして問題ないかを確認します。

●治療中は生理が止まります。治療終了後2~3カ月でもどります。

●治療中は、ほとんどの人の症状が改善されます。けれど、治療終了後、生理とともに再燃してくることが少なくありません。このへんのことも医師からよく説明を受けてください。この薬のメリット・デメリットをよく理解してから、治療に入るようにしましょう。

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