子宮内膜症-3

▼ダナゾール
※ボンゾール

女性ホルモンをおさえて、病巣を小さくします。効き目がよく、治療中はほとんどの人の症状が改善されます。けれど、完全に治るわけではありません。ふつう、4カ月間でいったん中止しますが、その後再び症状がでてくるものです。

副作用も多いほうです。皮膚荒れ、ニキビ、むくみ、声が低くなる、多毛、また乳房が小さくなることがあります。これらは、この薬の男性ホルモン様作用によるものです。中止をすればほとんど消失しますが、声変わりは戻りにくいことがあります。声が変だと思ったら早めに医師に伝えてください。

そのほか、肝臓が悪くなることがあります。定期的に肝機能の検査を受けるようにしてください。万一のことですが、血栓症にも注意が必要です。足(ふくらはぎ)の痛み・腫れ・しびれ、突然の激しい頭痛、めまい、胸の痛み、突然の息切れ、急に視力が落ちる・・といった症状がみられたら、直ちに受診してください。

治療期間中は、生理が止まることが多いです。ただし、100%排卵が抑制されるわけではありません。おなかの赤ちゃんに悪い影響をおよぼすおそれがありますので、服用中はピル以外の方法で避妊してください。


<メモ>
●ダナゾールは、血栓症の副作用が問題視されたことがあり、一時期より処方される機会は少なくなりました。その他の副作用も多いほうです。医師から十分な説明を受け、納得のうえで治療にあたるようにしてください。

●最近、副作用の回避を狙い、ダナゾールの局所療法や低用量長期療法など新しい治療法も検討されています。局所療法は、子宮腺筋症に対して、ダナゾールを直接病巣に作用させる治療法です。

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