てんかんの薬-2
▼バルプロ酸ナトリウム
※デパケン、セレニカR
脳の神経をしずめておくことで、てんかん発作を予防します。全般発作のほか、いろいろなタイプのてんかんに広く使われています。子供に多い欠神発作(意識消失発作)にも、この薬が使われます。血中濃度を一定に保つ必要がありますから、飲み忘れに注意してください。副作用で多いのは、眠気やふらつき、吐き気、食欲不振などです。ときに食欲が亢進することもあります。きわめてまれですが、重い肝障害や急性膵炎の報告があります。異常なだるさ、嘔吐、皮膚や目が黄色くなる、激しい腹痛などがあらわれたら、すぐ医師に連絡してください。小さな子供にもみられますので、注意してあげてください。そのほか、血液に異常が現れたり、貧血を起こすことがあります。定期的に各種の検査を受けるようにしましょう。
▼カルバマゼピン
※テグレトール
とくに、「側頭葉てんかん」など部分発作に有効です。側頭葉てんかんは大人に多く、精神的な変調や意識障害、もうろう状態、ふるえなどが現れるタイプのてんてかんです。また、てんかんとは関係なく、いろいろな精神症状、あるいは神経痛の治療にも使われています。副作用で多いのは、めまい、目のかすみ、頭痛、口の渇き、吐き気などです。飲み始めの発疹にも注意が必要です。まれですが、白血球など血液成分が減ってしまうことがあります。定期的に各種の検査を受けて、効き具合や副作用のチェックを受けるようにしましょう。
▼エトスクシミド
※ザロンチン、エピレオプチマル
とくに欠神発作(ごく短時間の意識消失発作)やミオクロニー発作(瞬間的なけいれん発作)に有用です。
<メモ>
●てんかんの薬は、少量から開始するのが一般的です。1~2週毎に少しずつ量を増やしていき、血中濃度や効果をチェックして適量を決めます。増量しても効果がない場合は、他の薬に徐々に切り替えます。一つの薬だけを使うのが基本です。ただ、コントロールが不十分な場合は2~3種類を併用することがあります。
●他の薬との飲み合わせにも注意が必要です。相互作用により、効果の減弱、増強、あるいは副作用がでやすくなるおそれがあります。服用中の薬は、必ず医師に報告するようにしてください。アルコール類も控えましょう。
●妊娠中や、その予定があるときは必ず医師に報告してください。てんかんの薬のなかには、おなかの赤ちゃんに悪い影響をするものが少なくありません。
→次
病気別Top
┗脳に働く薬
戀Home