腎臓の薬-2

▼ACE阻害薬
※カプトリル、レニベース、アデカット、タナトリル、コナン、エースコール、コバシル、ゼストリル、ロンゲスなど

とくに高血圧や糖尿病などによる血管病変にもとづく慢性腎不全の治療に適します。糸球体内圧の降下作用、尿たんぱく減少作用などがあります。これらの作用により、腎臓の機能を守り腎不全の進展を遅らせることができます。海外のいくつかの大規模臨床試験でも、その効果が認められています。AU拮抗薬やカルシウム拮抗薬も同様の目的で用いることがあります。

▼吸着炭
※クレメジン

腸内の有害物質を吸着するお薬です。慢性腎不全で腎臓の働きが悪くなると、体内の有害物質を尿から十分に排泄できなくなり、体調が悪くなってきます。いわゆる尿毒症の症状です。このお薬は、腸内で有害物質を吸着し、便とともに排泄させることで、有害物質の体内への吸収をおさえます。尿毒症の症状を改善し、透析導入を少し遅らせる効果が期待できます。

▼イオン交換樹脂
※カリメート、アーガメイトゼリー、ケイキサレート

血液中のカリウムを減らすお薬です。腎臓の働きが悪くなるとカリウムを十分に排泄できなくなります。その結果、血液中のカリウムが増えてしまい、息切れ、手足のしびれ、不安感といった症状がでたり、不整脈を起こすこともあります。このお薬は、腸内でカリウム分を吸着し便とともに排出させます。便秘がちになることがありますので、その場合は早めに医師に相談してください。


<メモ>
●慢性腎不全においては、病状の進展をくい止め、透析導入を遅らせることが治療の目標となります(保存療法)。

●高血圧と関係の深い腎硬化症や糖尿病性腎症では、血圧や血糖値のコントロールをきちんと続けることが重要です。結果的に、腎不全の進展を遅らせることにつながります。

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