ニキビ(外用)

▼皮膚軟化薬
※イオウ・カンフルローション、(サリチル酸、レゾルシン)

ニキビの角質をはがす作用があります。1日2回、朝晩、洗顔後に使用します。朝は上清液を、夜はよく振ってから塗ってください。病院によっては、サリチル酸やレゾルシンを軟膏やローションに調合して用いることがあります。

▼抗菌薬・抗生物質
※アクアチム、ゲンタシン、アクロマイシン、ダラシンTゲル

抗菌薬を含む塗り薬です。ニキビを悪化させるニキビ菌(アクネ桿菌)を殺菌します。徐々に赤みや腫れもひいてきます。ふつう、1日2回洗顔後に塗ります。そのほか、真菌(カビ)がかかわっている場合など、各種の抗真菌薬を用いることがあります。

▼レチノイド
※レチノイン酸外用薬(Retin-A)(未承認)

海外で広く使われているお薬です。残念ですが、日本では未承認です。ただ、一部の病院や皮膚科医院で採用されています。レチノイン酸はビタミンAの誘導体で、ニキビの角質化や皮脂の分泌をおさえる優れた作用があります。使い始めにヒリヒリ感や灼熱感がたいていでますが、これは一時的です。最近、このような副作用の少ない新薬も開発されているようです。この系統の留意点として、赤ちゃんに奇形を作る作用が強いということがあります。外用の場合、その危険性はほとんどないとされますが、念のため避妊する必要があります。日本でなかなか発売されないのは、そのへんの理由からです。いずれにしても未承認の薬ですので、医師から十分な説明を受け納得のうえで使用されてください。自由診療となりますので、保険は使えません。


<メモ>
●ニキビを専門的に"ざ瘡(ざそう)"と呼びます。ホルモンのバランスの変化による皮脂の過剰分泌、さらにニキビ菌が皮脂から脂肪酸を作り悪化させます。脂肪酸の刺激で炎症や角質化が起こり、毛穴がふさがると内部に皮脂が充満してきます。これが、白いプツプツしたニキビです。色素の関係で、黒くなることもあります。

●「洗顔」が基本中の基本です。角質を除去して皮脂を洗い流すという大切な意味があります。朝と入浴時の2回、石鹸を使ってお湯で丁寧に洗顔してください。蒸しタオルを顔にあて毛穴を開いてから洗顔するのもよい方法です。

●物理的な刺激や圧迫はニキビを悪化させます。患部にむやみに触ったり、髪の毛の刺激もよくありません。頬にニキビがある人は、頬づえ禁止です。

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