減感作療法

▼特異的減感作療法薬(注射)
※アレルゲン治療エキス(スギ花粉、ブタクサ花粉など)

アレルギーの原因物質(抗原)を定期的に注射して、体をならしていく治療法です。スギ花粉など原因がはっきりしている花粉症に対しておこなわれます。治療2~3年後の改善率は70~80%で、根治する可能性も高いです。子供の約76%は、治療から15年以上たっても症状の改善や消失がみられたという報告もされています。

ただし、治療には長期を要し、辛抱強く通院する必要があります。ふつう、週に1~2回のペースで皮下注射します。最初は少量からはじめ徐々に濃度を上げていき、1年くらいかけて維持量まで増量していきます。その後は注射の間隔を少しずつあけていきます。最終的にやめるまで2~3年はみたほうがよいでしょう。短期間による急速減感作療法も試みられますが、この場合、万一のショック症状にそなえ厳重な管理下(入院)でおこないます。


<メモ>
●喘息や花粉症の治療は、ふつう飲み薬や外用薬でおこないます。けれど、対症療法ですので、病気そのものを治すことはできません。根治が期待される治療法として「減感作療法」があります。

●減感作療法は、アレルギーの原因物質(抗原、アレルゲン)が特定されなければなりません。実際には、一つの抗原に特定できないことも多く、その場合は実施できません。また、この治療法をおこなっていない病院もあると思います。希望される場合は、事前に医師とよく相談されてください。

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