子供のカゼ薬-2
▼咳止め薬
※アスベリン、メジコン、アストミン
咳を止めるお薬です。小児科ではアスベリンを用いるのが一般的です。ふつう、粉薬または水薬として、他の薬といっしょに混ぜておだしします。
▼気管支拡張薬
※テオドール、テオロング、スロービット、ユニフィル、メプチン、ホクナリン、メチエフなど
気管支を広げ、呼吸を楽にするお薬です。気管支炎などでゼーゼーするときに用います。顆粒やシロップなどいろいろな製剤があります。薬の量が多すぎると、吐いたり、機嫌が悪くなったり、手が震えたりすることがあります。このような場合は早めに受診してください。
▼抗ヒスタミン薬
※ペリアクチン、ポララミン、ゼスラン
鼻水やクシャミおさえます。眠くなることがありますので注意してあげてください。たいてい、他の薬といっしょに粉薬や水薬として調合します。
▼痰切り薬
※ムコダイン、ムコソルバン、ビソルボン
痰を薄めたり、気道の潤滑をよくして痰を出しやすくします。副作用はほとんどありません。粉薬または水薬として調合します。
▼消炎酵素薬
※ノイチーム、レフトーゼ、アクディームなど
腫れをやわらげ、痰や鼻汁を出しやすくします。卵アレルギーのある子供には使用できません。万一、強いアレルギー症状(じん麻疹、顔の腫れ、ゼーゼー)がでたら、すぐに受診してください。
<メモ>
●赤ちゃんは、満腹の哺乳後ですと、薬を飲まなかったり吐いてしまうことがあります。とくに指示がなければ、哺乳30分前、または空腹時に飲ませるとよいでしょう。ただし、乳糖分解酵素の薬は哺乳時の服用となります。
●赤ちゃんの味覚は、6カ月くらいまではあまり発達していないので、苦い薬でも平気で飲んでくれるようです。ところが、その頃を過ぎると味覚をおぼえ、薬をいやがることが多くなってきます。どうしても飲んでくれないときは、アイスクリームやヨーグルトなどに混ぜて飲ませてもよいでしょう。飲みやすい方法でかまいません。ただ、ミルクに混ぜるのは好ましくありません。ミルク嫌いになっては困りますから。
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