副 項 目 | 視覚異常、視調節障害 |
程 度 | ★〜★★ |
概 説 | 薬の影響で、目がかすんだり、まぶしく感じたりすることがある。よくあるのは、「抗コリン作用」を持つ薬によるもの。おなかの痛み止め(鎮痙薬)、抗ヒスタミン薬が配合されるカゼ薬や鼻炎薬、抗うつ薬、抗精神病薬、抗不整脈薬などによるものが、その代表。そのほか、排卵誘発剤のクロミッド、ED治療薬のバイアグラなどでも視覚の異常がみられる。多くは、一過性で心配いらないが、車の運転などには注意。ジギタリス系強心薬による視覚異常(チカチカ、黄色く見える)は、中毒のおそれがあるのですぐ受診。 |
症 状 | 目がかすむ、まぶしい、物が2重に見える、チカチチカ、色が変に見える |
原因薬の例 | 鎮痙薬(おなかの痛み止め)、抗ヒスタミン薬、三環系抗うつ薬、抗精神病薬、抗不整脈薬(リスモダンなど)、排卵誘発剤(クロミッド)、抗てんかん薬(アレビアチン、ヒダントール)、ED治療薬(バイアグラ)、ジギタリス系強心薬(すぐ受診) |
予防・対策 | 症状のひどいときは、早めに医師と相談(強心薬服用中の視覚異常は、すぐに受診すること) |