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Top Menue 生活改善薬x10 禁煙補助薬-1

ニコチンガム
ニコレット

禁煙を助けるガムの薬です。タバコを吸いたくなったときに用います。口の粘膜から少量のニコチンが補給され、ニコチン切れによるイライラ症状が軽くなります。以前は、病院で処方されていましたが、今は一般の薬局で販売されています。それでも、持病のある人は、事前に主治医と相談しておいたほうがよいでしょう。

ニコチンガムはニコチン依存がそれほど強くない人や、口寂しさでつい吸ってしまう人に向いています。安全性は高いのですが、減量する段階で自己管理が必要です。そうしないと、中止までに時間と費用がかさんでしまいます。

噛みかたは、普通のガムと違います。急いで噛むと、口やノドが痛くなったり、吐き気やめまいを起こすおそれがあります。説明書に従って、時間をかけてゆっくりと噛むようにしましょう。炭酸飲料のコーラやビール、あるいはコーヒーを飲んだあとに使用するときは、少し時間をあけるか、水で口をすすいでから使用しましょう。口のなかが酸性ですと吸収が悪くなるからです。

1日の使用量は喫煙状態によります。ふつう、4〜12個で始めます。いったんスタートとしたら、もうタバコを吸ってはいけません。最初の3日間くらいは、がまんをしないで十分な量を使用したほうがよいでしょう。2〜3週間もすれば、楽になってくるはずです。

その後、禁煙になれてきたら、1日の使用個数を1週間に1〜2個づつ確実に減らしていきます。1日、1〜2個になった段階で中止しましょう。3カ月以内を目安にしてください。いつまでもズルズルと続けてはいけません。


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<メモ>
  • タバコは、いろいろな病気につながる重大な危険因子です。心臓病や脳卒中、慢性閉塞性肺疾患、肺がんなどのリスクが高くなることが分かっています。さらに、妊娠中では、本人あるいは家族の喫煙が、おなかの赤ちゃんに悪影響を及ぼすおそれがあります。早めの禁煙をおすすめします。

  • タバコをやめられない第一の原因は“ニコチン”。ニコチンが切れるとイライラしたりボーッとしてくるので、ついもう1本ということになります。体がニコチンに依存し中毒のような状態になっているのです。

  • ニコチン製剤には、ガムとパッチ(次項)の2種類の剤形があります。どちらも、適量のニコチンを補いながら、その量を計画的に減量していくためのものです。徐々に体をならしていくため、ニコチン切れによる離脱症状が軽減され、禁煙の成功率が高くなります。このような禁煙方法を「ニコチン置換療法」といいます。

    
    

 
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