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Top Menue 漢方概説x11 証について-1

陰陽理論

証(しょう)とは、体質や体力、病状などを合わせて、その時点の体の状態をあらわすものです。漢方薬の処方にあたっては、まずその人の証を見きわめなければなりません。逆にいえば、証が決まれば、おのずと方剤も決まってくるのです。同じ病気でも、証が違えば別の漢方薬を用いることになります。このような証にもとづく治療法を「随証治療」とか「弁証・論治」といいます。

この証を判定するための、もっとも基本的なモノサシが「陰陽(いんよう)」の理論です。流派により少し考え方が異なりますが、おおざっぱにいえば、陰は「体力が低下しエネルギーが不足している状態」、陽は「体力が充実しエネルギーが充満している状態」です。そして、陰でもなく陽でもないバランスのよい状態を「中庸(ちゅうよう)」とします。

漢方治療の大原則は、陰の人にはエネルギーを補う方剤を、陽の人には体のエネルギーを使わせ病因を追い出す方剤を用いることです。一言でいえば、「不足なら補い、余分なら出す」ということです。体全体のバランスを整えながら、病気を治していくわけです。これが、漢方の陰陽理論です。


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<メモ>
  • 病院では、証よりも病名に依存する傾向があります。アレルギー性鼻炎に使われる小青竜湯(ショウセイリュウトウ)、慢性肝炎の小柴胡湯(ショウサイコトウ)、糖尿病性神経障害の牛車腎気丸(ゴシャジンキガン)などがその例です。賛否のあるところとですが、臨床試験の結果を重視した西洋医学的な使い方といえるでしょう。漢方薬の臨床試験については別項でも触れます。

  • そのほか、強い薬の副作用の軽減効果を期待して漢方薬を用いることがあります。たとえば、抗がん剤と十全大補湯(ジュウゼンタイホトウ)をいっしょに飲んだり、インターフェロンに麻黄湯(マオウトウ)を併用したりします。病院特有の新しい使い方といえるかもしれません。

    
    

 
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