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Top Menue がんの薬x18 漢方薬・その他

漢方薬
十全大補湯(ジュウゼンタイホトウ)、人参養栄湯(ニンジンヨウエイトウ)、六君子湯(リックンシトウ)、半夏瀉心湯(ハンゲシャシントウ)、補中益気湯(ホチュウエッキトウ)、大建中湯(ダイケンチュウトウ)など

がんの手術後や、がんで体が弱り体重が落ちているときには、体力を補う“補性”の方剤を用いるのが基本です。病院で処方される、その代表が十全大補湯と人参養栄湯です。これらは“血虚”と“気虚”の両方を治す大補剤で、貧血症状を改善するとともに、体力と気力を補い元気をとりもどすのを助けます。また、抗がん薬による血液障害など副作用の軽減効果も多少期待できそうです。

十全大補湯は胃腸に負担をかけることがあるので、もし、吐き気や嘔吐、食欲不振、下痢などを伴うときには、次の六君子湯や半夏瀉心湯、あるいは補中益気湯なども処方候補です。冷えがあるなら六君子湯を、冷えがなく体力もそれほど落ちていないのなら半夏瀉心湯、倦怠感と食欲不振が中心ならば補中益気湯を選びます。最後の大建中湯は、大腸がんなど術後のイレウス(腸閉塞)の予防効果を期待して用いることがあり、その有用性を示す臨床研究も報告されています。

免疫賦活薬
クレスチン(PSK)、ピシバニール、レンチナン

体が持っている免疫反応を高めて、がんに対する抵抗力をつけます。単独ではほとんど効果がありませんが、他の抗がん薬と併用することで、より長生きにつながる可能性がなくはありません。クレスチンは、きのこの一種のカワラタケから取り出した多糖類を有効成分とします。ピシバニールとレンチナンは注射薬です。ピシバニールは、がんによる胸水や腹水の治療にも用います。


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<メモ>
  • 漢方薬やクレスチンでがんを治すことなどできません。腫瘍に対する直接的な作用はないのです。市販される健康食品(アガ*スク、メシ*コブ云々)などなおさらです。必ずしも必要とするものではなく、あくまで、補助的な緩和医療のひとつの選択肢と考えるべきでしょう。

    
    

 
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おくすり110番