$Euカルシウム剤
▼カルシウム
※アスパラ-CA、カルチコール、乳酸カルシウム
丈夫な骨には、カルシウムが欠かせません。とくに成長期の子供や、妊娠・授乳中の女性は、十分なカルシウムが必要です。カルシウム分の多い食事を心がければ不足することはありません。けれど、カルシウムは不足しがちです。そのような場合は、カルシウム剤で補給するとよいでしょう。
そのほか、骨が弱くなる骨粗鬆症(こつそしょうしょう)の治療にも使われます。カルシウムを補給してやれば、血液中のカルシウム量が増え、骨のカルシウム分が血液に溶け出すのが防げます。その結果、骨が丈夫になります。
副作用はほとんどありません。でも、カルシウム剤の飲みすぎはよくありません。長期間に多めの量を飲み続けると、血液中のカルシウムの量が増えすぎたり、腎臓にカルシウムの石ができてしまうことがあります。用法用量を守りましょう。
カルシウム剤には、飲み合わせに注意する薬があります。一部の抗菌薬といっしょに飲むと、抗菌薬の作用が落ちてしまうおそれがあります。この場合、2~3時間服用間隔をあけるようにします。強心薬(ジギタリス)との併用も慎重におこなわれます。また、ビタミンD(ワンアルファ、アルファロール)と併用するときは、血液中のカルシウム分が増えすぎないか検査をします。市販のカルシウム剤を含め、服用中の薬は医師に報告しておきましょう。
<メモ>
●カルシウムは骨の形成のほか、体の中でいろいろな役目をしています。血液が固まるメカニズムに関与したり、筋肉の収縮の調整役もしています。
●カルシウムは、乳製品(牛乳、チーズ、ヨーグルト)、小魚などに多く含まれます。
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