$Eu妊娠中の薬-1

▼便秘の薬
ラキソベロンアローゼンプルゼニドパントシン、コーラック

妊娠中は黄体ホルモンの影響で便秘になりがちです。まず、日常生活の改善をはかります(朝食後の排便習慣、食物繊維と十分な水分、乳酸菌食品・・)。それでも改善しないときは、我慢しないで医師に相談してください。便秘薬でスッキリさせましょう。赤ちゃんの奇形の問題もありません。ただし、大量を飲むとを子宮収縮を誘発するおそれがあります。十分効果の期待できる最少量で始めるようにします。

▼アレルギーの薬
ポララミンゼスラン

妊娠中でも、湿疹やじん麻疹がひどい場合、その治療を優先してアレルギーの薬を用いることがあります。古くからの使用実績があるポララミンなどが使われます。できるだけ短期間にとどめるようにします。

▼解熱・鎮痛薬
カロナール(アセトアミノフェン)、ロキソニン

カロナールなど作用のおだやかなアセトアミノフェン製剤を用いるのが一般的です。強力な鎮痛薬はできるだけ控えるようにします。とくに、ロキソニンの系統の妊娠末期の連用は好ましくありません。ボルタレンやインテバンなど、全期間をとおし禁止される鎮痛薬もあります。

▼鎮咳・去痰薬
メジコンフスコデビソルボンムコダインダーゼン(中止)

咳がひどいときは、咳止めや痰切り薬を用いることがあります。


<メモ>
●妊娠中は、できるだけ薬を飲まないことが基本です。けれど、お母さんやおなかの赤ちゃんの治療のため、妊娠中でも薬が必要なことがあります。医師は、できるだけ安全な薬を選んで処方します。新薬よりも、妊娠時の使用経験の積み重ねのある古い薬が使われるものです。

●薬を飲んでいなくても、ちょっとした先天異常は2%くらいの割合で生じます。これは、すべての人に共通のリスクでしかたのないことです。その割合が何倍にも増えるような危険な薬は、ごく一部の特殊な薬だけです。

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