$Eu鼻炎(点鼻)

▼血管収縮薬
プリビナナシビンコールタイジン

鼻の腫れをとる点鼻薬です。おもに鼻づまりに用います。強い血管収縮作用があり速効性です。一時的には鼻の通りがとてもよくなります。けれど、使い続けると効き目が悪くなってきますし、中止すると反発的に症状が悪化します。したがって、長期の連用は避けなければなりません。ふつう、症状のひどいときだけ頓用するか、ごく短期間の使用にとどめます。

▼抗アレルギー薬
インタールノスランリボスチン

抗アレルギー薬が配合される点鼻薬です。アレルギー性鼻炎や血管運動性鼻炎に有効です。速効性はなく、よい効果がでるのに少し時間がかかります。花粉症では、予防的に早めに開始することがあります。長期に使用しても副作用はほとんどありません。

▼ステロイド薬
タウナスリノコートフルナーゼナゾネックスアラミストエリザス

ステロイド薬が配合されている点鼻薬です。炎症をとる優れた作用があります。ふつう、症状の強いときに用います。比較的速効性で、1~3日で十分な効果がでてきます。抗アレルギー薬と併用することもあります。局所に作用しますから、飲み薬のような全身の副作用はまずありません。局所的な副作用としては、鼻の乾燥感や刺激感がみられます。また、鼻中隔の方向に噴霧を続けると、その部位の粘膜が荒れ鼻血がでやすくなります。正しい使い方の説明を受けておきましょう。


<メモ>
●用法用量は、各点鼻薬で異なります。よく説明をうけておいてください。正しく点鼻しないと、よい効果が発揮されませんし、局所の副作用もでやすくなります。

●重い鼻づまり症状には、まず血管収縮性点鼻薬で鼻の通りをよくし、そのあとにステロイド点鼻薬を使うよう指示されることがあります。順番を間違えないようにしましょう。

●市販の点鼻薬の多くに、血管収縮薬が配合されています。一時的によく効きますが、使いすぎると二次充血を起こし、かえって症状が悪化します(薬剤性鼻炎)。よく効くからと、安易に連用してはいけません。鼻づまりのひどいときに限り、ワンポイントで使用するようにしましょう。

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