$Eu目の感染症
▼抗菌薬
※タリビッド、クラビット、バクシダール、ロメフロン、オゼックス、トスフロ、ベガモックス、ガチフロ、ベストロン、ゲンタマイシン、トブラシン、パニマイシン、オフサロン(コリマイC)
細菌を死滅させる目薬です。細菌感染による眼瞼炎、ものもらい、結膜炎、角膜炎などの治療に用います。原因菌で多いのは黄色ブドウ球菌です。この場合、キノロン系のタリビッドやクラビット、セフェム系のベストロンなどが使われます。緑膿菌などグラム陰性菌にはアミノ糖系のゲンタマイシンやトブラシン、あるいはオフサロン(コリマイC)などが有効です。点眼液のほか眼軟膏もあります。抗生物質にアレルギーのある人は、医師に報告しておきましょう。
▼抗ヘルペスウイルス薬
※ゾビラックス眼軟膏
ヘルペスウイルスによる角膜炎の治療に用います。ヘルペス角膜炎は、体に潜んでいたウイルスが、体調の悪いときに目に侵入してきて発症します。
▼抗真菌薬
※ピマリシン
真菌(カビ)に有効な目薬です。角膜真菌症の治療に用います。
<メモ>
●目の感染症には、細菌のほか ウイルスや真菌(カビ)によるものがあります。結膜(白目)に感染すると結膜炎を、角膜(黒目)に感染すると角膜炎を起こします。症状としては、目やに、かゆみ、充血、腫れ、痛み、視覚異常(まぶしい)などがあらわれます。角膜に障害がおよぶと視力にも影響してきます。症状の重いときは、内服薬や点滴による治療がおこなわれます。
●流行性角結膜炎、いわゆる「はやり目」はアデノウイルスというウイルスの感染でおこります。このウイルスに有効な薬はありません。ふつう、2週間もすれば自然治癒しますが、二次感染の予防に抗菌薬の目薬を用いたり、症状によってはステロイド点眼薬も使われます。感染力が強いので、人にうつさないよう配慮が必要です。
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