[成分]フェンタニル(口腔用)
[代表]アブストラル舌下,イーフェンバッカル
[分類]オピオイド鎮痛薬

がんの痛みを抑えるお薬です。急な“突出痛”の治療に用います。
1 特徴
2 注意
3 効能
4 副作用
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1【特徴】
◆麻薬系強オピオイド
◆WHO方式がん疼痛治療法の第3ランク
◆有効限界がない完全作動薬、用量増加とともに作用増強
◆モルヒネをしのぐ強力な鎮痛作用(効力比1:100)、便秘や眠気も比較的少ない
◆一般的な鎮痛薬が効きにくい各種がん痛に適応
◆速放性の口腔粘膜吸収製剤で、舌下錠とバッカル錠がある(アブストラル舌下錠、イーフェンバッカル錠)
◆急な痛み'突出痛'にレスキュー薬(臨時追加薬)として用いる
2【注意】裂
●持病や使用中の薬を医師に報告
●使用方法や注意事項について十分説明を受ける
●用法用量を厳守し、指示された範囲内で使用
●少量で開始し、医師が効き具合をみながら適量に調整
●突出痛に頓用、適量決定後は以下の間隔で1日4回まで使用可
●アブストラルは2時間以上、イーフェンは4時間以上間隔をあけること
●具体的な使用手順・使用方法は説明書にならうこと
●舌下錠は舌の下に置き、バッカル錠は歯茎と頬のあいだに入れて自然に溶かす(割ったり、なめたり、噛まないこと)
●バッカル錠は、30分たっても一部が口内に残っているときは、水で飲み込んでもかまわない
●口が乾燥している場合、必要に応じ少量の水で口内を湿らせた後に使用してもよい
●口内炎や口内出血がみられたら医師と相談
●意識障害や呼吸抑制があるなら直ちに医師に連絡
●眠気を催すので、車の運転など危険作業は避ける
●痛み止めとして他人にあげないこと
●余った薬剤は病院または薬局に返却
●高温や湿気を避け、子供の手が届かない場所に保管
3【効能】
強オピオイド鎮痛剤を定時投与中の癌患者における突出痛の鎮痛
4【副作用】獵
●吐き気、吐く、食欲不振、便秘
●眠気、めまい、ふらつき、ぼんやり
●口内炎
●呼吸抑制(呼吸が弱い・少ない、不規則な呼吸、いびき)
●長期使用でやめにくくなる
●急な中止時の吐き気、頭痛、不安感、震え
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使い方


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