[成分]テノホビル
[代表]テノゼット,ビリアード
[分類]抗ウイルス薬

B型肝炎ウイルスとエイズウイルスの増殖をおさえるお薬です。B型肝炎、B型肝硬変またはエイズの治療に用います。
1 特徴
2 注意
3 効能
4 副作用
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1【特徴】
◆核酸アナログ、略号はTDF
◆作用機序から核酸系(ヌクレオシド系)逆転写酵素阻害薬(NRTI)
◆テノホビルのプロドラッグ(肝細胞内で活性物質に変換)
◆ウイルスの逆転写酵素を阻害し遺伝子複製を抑制
◆他剤耐性ウイルスにも一定の効果が期待できる
◆比較的安全性が高く、また1日1回服用で簡便
◆テノゼットはB型肝炎(HBV)に適用、ビリアードはエイズ(HIV)に適用、両疾患における主要薬
◆B型肝炎では、ウイルス量減少、肝機能値を正常化させ肝炎を鎮静化(ウイルスの完全排除は困難)
◆耐性ウイルスの発現が現在まで確認されない
◆B型肝炎に対する核酸アナログ第1選択薬(エンテカビルと同等の位置付け)
◆エイズでは、免疫力が回復し病状と予後が改善される
◆エイズでは、多剤併用療法を行う、最近は配合剤のツルバダ(TDF/FTC)、スタリビルド(EVG+COBI+TDF/FTC)、コムプレラ(RPV+TDF/FTC)などを多用
2【注意】裂
●注意事項や副作用について十分説明を受ける
●持病のある人や妊娠中の人は、医師に報告
●服用中の薬を医師に報告
●決められた時間に規則正しく服用、飲み忘れにも注意
●通常、1日1回1錠服用、食事と関係なく服用可能
●飲み忘れたら 気づいた時にすぐ服用、ただし次の服用時間が近ければ忘れた分は抜かし、次の時間に1回分服用(2回分を一度に飲まないこと)
●指示された期間服用、自己判断で中止しないこと
●一般的に長期服用となる(B型肝炎で再燃リスクがなければ中止も)
●異常を感じたら直ちに医師に連絡、とくに腎臓の副作用に注意
●定期的に検査を受け、効果と副作用をチェック
●他人への感染を避けられることは証明されていない
3【効能】
●テノゼット:B型肝炎ウイルスの増殖を伴い肝機能の異常が確認されたB型慢性肝疾患におけるB型肝炎ウイルスの増殖抑制
●ビリアード:HIV-1感染症
4【副作用】獵
●吐き気、吐く、食欲不振、消化不良、下痢、腹痛
●頭痛、めまい、けん怠感
●高脂血症、高トリグリセリド血症
●低カリウム血症、低リン血症
●腎障害(血尿、頻尿、尿が少ない・出ない)
●乳酸アシドーシス(嘔吐、過呼吸、震え、意識低下)
●肝障害・肝腫(吐き気、皮膚や白目が黄色、上腹部圧迫感)
●骨密度減少(腰椎、大腿骨)、骨軟化症
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使い方


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