[成分]ｴﾍﾞﾛﾘﾑｽ
[代表]ｱﾌｨﾆﾄｰﾙ
[分類]抗がん薬
腫瘍を抑えるお薬です｡腎細胞がんや乳がんのほか､結節性硬化症の治療に用います｡
1 特徴
2 注意 裂
3 効能
4 副作用獵
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1【特徴】 ↑
◆mTOR阻害薬(mTORをﾀｰｹﾞｯﾄとする分子標的薬)
◆腫瘍細胞増殖と血管新生の調節因子であるmTORﾀﾝﾊﾟｸを阻害
◆免疫抑制薬｢ｻｰﾃｨｶﾝ｣と同一成分､高用量製剤
◆ｽﾆﾁﾆﾌﾞ(ｽｰﾃﾝﾄ)などｷﾅｰｾﾞ阻害薬による一次治療後に悪化した腎がん症例において有効､ある程度の生存期間の延長も期待できる
◆乳がんでは､ｱﾛﾏﾀｰｾﾞ阻害薬などによるﾎﾙﾓﾝ療法効果不十分な場合に追加､併用により治療効果が高まり生存期間の延長も期待できる
◆腎細胞､乳がんにくわえ､経内分泌腫瘍､結節性硬化症にともなう腎血管筋脂肪腫･上衣下巨細胞性星細胞腫の効能取得
◆普通錠のほか､水に分散して服用できる分散錠もある
◆分散錠の適応症は結節性硬化症に限る
2【注意】裂 ↑
●注意事項や副作用について十分説明を受ける
●持病のある人や妊娠中の人は医師に報告
●服用中の薬を医師に報告
●決められた用法用量を厳守
●1日1回､決められた時間に服用(食後か空腹時かは医師の指示通りに)
●服薬中および中止後8週間は妊娠しないよう避妊する
●重い副作用として､間質性肺炎､感染症､血液障害､腎障害､高血糖などに注意
●咳､息切れ､発熱がみられたら､ただちに医師に連絡
●定期的に検査を受け､効果と副作用をﾁｪｯｸ
●ｸﾞﾚｰﾌﾟﾌﾙｰﾂｼﾞｭｰｽは控える
3【効能】 ↑
●根治切除不能又は転移性の腎細胞癌
●神経内分泌腫瘍
●結節性硬化症に伴う腎血管筋脂肪腫
●手術不能又は再発乳癌
●結節性硬化症に伴う上衣下巨細胞性星細胞腫
●結節性硬化症(分散錠)
4【副作用】獵 ↑
●間質性肺炎(咳､息切れ､発熱)
●感染症､血液の異常(発熱､のどの痛み､皮下出血)
●腎不全(むくみ､尿の濁り､血尿､尿が少ない･出ない)
●高血糖､糖尿病(多飲､多尿)
●下痢､食欲不振､吐き気､嘔吐
●口内炎､口内乾燥､味覚異常
●疲労､無力症､頭痛､関節痛
●発熱､むくみ､頻尿､高血圧
●鼻出血､喀血
●発疹､皮膚乾燥､肌あれ､かゆみ､爪の異常
●白血球減少､貧血
●高脂血症､腎機能異常､肝機能異常
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